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マネしたい習慣!栄養士が「冷蔵庫に常備している」健康食材3つ

  • 2016.7.11
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栄養士だと当たり前のようにやっているようなことでも、一般の人からすると「知らなかった!」と言われることがあります。

たとえば、何気なく冷蔵庫に入れているものもそのひとつです。

そこで今回は、管理栄養士の筆者が、欠かさずに冷蔵庫に入れて常備しているものを3つご紹介いたします。

 

■1:細胞から元気をつくる!亜麻仁油

亜麻仁油(あまにゆ)は“亜麻”という植物の種を絞って得られる植物油で、“世界最古の健康食品”と言われています。

α-リノレン酸という成分を多く含み、これが人間の体を構成している60兆個の細胞の膜の成分になります。細胞膜が良い状態だと、健康面でも美容面でも身体の調子が良くなります。

熱に弱いため、必ず冷蔵庫で保存しましょう。おひたしに入れたりサラダにかけたりと、調理するときも熱を加えないようにします。

 

■2:ブームで終わらせないで!万能の塩麹

数年前にブームになった塩麹ですが、そのときの流行で終わらせずに常に冷蔵庫に入れておきたい食品です。簡単に自作もできます。

いろいろな食物酵素を含む麹は、食べものの消化を助けてくれます。消化に使う労力を節約することで、老廃物の処理や肌の新陳代謝など、ほかの活動に力を回せるようになります。

また、腸内の善玉菌が活躍できる環境を作ってくれるので、身体を内側からきれいに健康にしてくれます。

使い方も簡単。魚や肉を漬け込んで料理すれば、柔らかく仕上がりうま味も増します。野菜を漬けて即席の漬物も作ることができますよ。

 

■3:江戸時代には毎日食べたべられていた!納豆

日本を代表する発酵食品である納豆。冷蔵庫に常備しておけば、料理する時間がないときに重宝します。

納豆の原料である大豆は、“畑の肉”と呼ばれるほどたんぱく質が豊富。動物性たんぱく質の供給源である肉と違い、脂質が少なく健康的です。

さらに、発酵食品の特徴である食物酵素を含み、消化を助けてくれます。前述の塩麹の兄弟的存在である醤油麹をかけて食べれば、ダブルの効果が期待できますよ。

また、亜麻仁油をかけても美味しいので、これらを常備しておけば“亜麻仁油+麹+納豆”という最強の組み合わせのできあがりです。

 

今回ご紹介したような食品が冷蔵庫にあれば、忙しい日常の中でも手軽に身体に良い栄養を摂ることが可能になります。

冷蔵庫の中を充実させて、健康で美しい体づくりを目指しましょう。

【筆者略歴】

※ 圓尾和紀 ・・・ 管理栄養士。総合病院勤務を経て予防医療を志し、独立。和食素晴らしさを伝える活動と、“不自然な食べもの”にあふれた環境で、定期的に身体をリセットする目的からファスティングを取り入れた生活の提案を行う。カラダヨロコブログ

【画像】

※ wavebreakmedia / shutterstock

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