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大股で歩くと下半身デブに!? 「プロは絶対にしない」NG歩き方

  • 2016.7.10
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脚の痩身エステなどが世の中にあふれかえっていますが、そもそも足が太くなる原因をご存知ですか?

それが“歩き方”。歩くことは脚の筋肉を使いますが、歩き方によっては太ももが張ったり、お尻が大きくなってしまったり、象足のような足首になってしまったりするのです。

そこで今回は、姿勢調律士の筆者が、プロが絶対しないNGな歩き方とその対処法をご紹介します。

 

■美しさから離れていく!NG歩き方3パターン

(1)大股歩き

大股で歩くと、太ももの前側の筋肉が発達してしまい、みるみる脚が太くなってしまいます。また、必然的にひざが曲がりっぱなしになることで、どんどん前のめりになり、外反母趾になりやすくなってしまいます。

さらに、大股で歩くと背筋を伸ばすことが困難になるため、みるみる前傾姿勢のお猿さんスタイルで歩くことに。すると猫背がさらに助長され、お尻の筋肉でなく太ももの前側の筋肉のみで脚を運ぶことになる、お尻がブヨブヨになってしまう危険性も!

(2)急ぎ足

急ぎ足になると、必然的に人間の本能として前のめりになってしまうのです。するとお猿さんスタイルはさらに加速し、見た目も美しくありません。

猫背姿勢のまま急ぎ足でいると横隔膜が開かず呼吸も浅くなってしまうことで、普段の歩き以上に疲労感を感じてしまうのです。時間に余裕を持って急がないように歩きましょう。

(3)脚をクロスさせて歩く

モデルさんが歩くような脚をクロスさせたモデルウォークと言われる歩き方がありますが、実は腰痛を引き起こしやすくなる歩き方です。

脚をクロスして前へ進もうとすると自然と腰からねじる形になってしまいます。腰からねじると体重を振り回して前へ進む力が働くため、お尻をふって歩く姿勢となってしまいます。

腰を反りすぎて歩くとみるみる腰痛の原因となりますので注意が必要です。

 

■プロが実践する「Aウォーキング」

Aウォーキングとは、“歩幅は狭く、手は振らない、頭は天に吊るされるイメージ”の三大原則を守って歩く方法。

このAウォーキングは、着物を着たときの歩き方に非常に似ています。元来日本は着物文化であったため、歩幅を広く歩くことには慣れていません。帯があれば腰は守られますが、現代では帯がないので歩幅を広くすると体重移動が過度にかかり、腰痛の原因になってしまいます。そして日本人の靭帯は欧米人に比べ固いため、大きな動作や腰を反らした動きはとても苦手です。

さらに日本人はもともと猫背姿勢。だからこそ、頭をしっかりと天に吊るイメージで歩くことが必要です。これで猫背姿勢が緩和されます。

常にまっすぐな棒が身体の中心を貫いているイメージがいいでしょう。自動的に背中に体重が乗り、足首をしっかりと返し、前に出す一歩はひざがピンと伸びます。すると、お尻の筋肉も使われるため美脚へと繋がります。さらに見た目の姿勢がとても美しくなるので一石二鳥以上です。

 

いかがでしたか? まずはAウォーキングで毎日の歩行をながらエクサにかえてみてはいかがでしょう。

【筆者略歴】

※ 野口早苗 ・・・3歳からのダンス経験を生かし国内外でプロダンサーとして活躍後、姿勢調律士として正しい姿勢の普及活動を行う。姿勢によって、より心と身体を健やかに美しく磨くための方法をご紹介。

【画像】

※ coka/ Shutterstock

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