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生理時の不快感を解消できる? 興味はあるけど知らない「布ナプキン」の使い方

  • 2016.7.10
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エコに対する関心が高まるなか、ナチュラル派には定番の「布ナプキン」が注目されています。コットンやシルクなどの天然素材でつくられていて、繰り返し使えるのが特徴です。

© gpointstudio - Fotolia.com

興味はあるけれど、「経血が漏れるのでは」と心配してしまう人もいるかもしれませんね。布ナプキン初心者が気になることをまとめました。

■布ナプキンはどうやって使えばいいの?

布ナプキンは、吸水性の高いコットンや、タオルなどの生地でできています。タオルハンカチサイズの布をショーツに合わせて折りたたんで使い、洗ってまた使うものです。経血がしみこんできたら、別の面が肌に接するようにたたみなおせば、1枚で何回も使えます。

横漏れなどが気になる場合や、経血が多い日には、防水加工が施されたホルダーを使う人が多いようです。羽つきの紙ナプキンのような形をしていて、布ナプキンを重ねて使います。

慣れないうちは経血漏れが心配になると思いますので、経血の量が少ない休日などに試してみるといいかもしれません。

■布ナプキンの洗い方は?

フルタイムで働いているなら、外出時の利用枚数は布ナプキン2~3枚ほど。多い日は5~6枚が目安です。経血の量に合わせて調整しましょう。

交換した布ナプキンは、汚物入れに捨てずに持ちかえります。ニオイが気になるかもしれませんが、ジッパー付きビニール袋に入れればOK。持ちはこび用の防水ポーチなどのアイテムを活用するのもいいですね。

経血は時間がたつほど落ちにくくなってしまうので、帰宅後はすぐに洗ったほうがいいでしょう。洗面器に水を入れて、軽くもみ洗いします。お湯を使うと血液が固まってしまうので注意しましょう。

予備洗いが終わったら、つけ置き洗いをします。経血のしみこみ具合にもよりますが、目安は半日~1日。ジッパー付きビニール袋を使うと場所をとりません。血液を落とすにはアルカリ系の洗剤がいいそうで、エコを意識するなら重曹がおすすめです。

最後に経血をもみだすように手洗いし、洗濯機で洗って天日干しすれば完了。使い捨ての紙ナプキンと比べると手間がかかりますが、肌へのやさしさが気に入って使いつづける人は少なくないようです。

■布ナプキンの使い心地は?

布ナプキンに興味を持つきっかけは、「生理痛が軽くなった」などのクチコミではないでしょうか。生理痛がひどい私も試しに使ってみたところ、たしかに緩和されたと思いました。医学的根拠は明らかになっていないようですが、肌触りがよいので使用中の不快感は軽減されたように感じます。

また、生理中のイヤな蒸れがないので、夏場などにはいいかもしれません。使用感だけでなく、デリケートゾーンのかゆみやニオイの予防にもよさそうです。

私はそれほどエコ意識が高いわけではないので、さまざまな効果があっても手軽さから紙ナプキンを選びたくなります。しかし、使い方を覚えておけば、震災などで紙ナプキンが手に入らないときにタオルで代用できるし、いざというときに役立ちそうです。一度は使ってみるのもいいかもしれませんね。

(丸部りぃ)

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