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肉厚で旨みたっぷり! ぷりぷり食感の「ホンビノス貝」

  • 2016.7.8
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最近スーパーで見かけるようになった「ホンビノス貝」という貝をご存知でしょうか。肉厚で美味しく、しかもお手頃価格で買えるとってもおすすめの食材です。

まだまだ知らない人も多いホンビノス貝について、下処理や美味しい食べ方をご紹介しましょう。

■ホンビノス貝ってどんな貝?

昔は見かけなかったホンビノス貝。それもそのはず、発見されたのは90年代以降。原産はアメリカです。貨物船が行き来する際に船に積まれていた海水に紛れてやって来た、という説が有力のようです。

ホンビノスの日本名を漢字で書くと「本美之主」。アサリの一種でアサリ同様の旨みがあります。見た目はハマグリに似ていますが、もっと大振りで身は肉厚。ぷりぷりとした歯ごたえがあります。

本来外来種は固有の生物にとって有害になることも多いものの、ホンビノス貝はまったく害になる要素がないどころか、アサリよりも生命力が強いため、今では心強い海産物になっているのだとか。

家庭にも漁師さんにもうれしい、まさに願ったりかなったりの食材、と言えるかもしれませんね。

■ホンビノス貝の下処理

砂抜きする場合は3%の食塩水に浸しておきます。目安は水300mlに対し塩小さじ1と1/25です。あまり砂は吐かないのでそのまま食べても大丈夫です。(私は翌日に食べる場合に保存として食塩水に浸します)。

調理する前には、たわしなどでよく水洗いしましょう。表面にぬめりや汚れがついている場合があるので、しっかり洗います。

■ホンビノス貝の網焼き

夏にはビールのおつまみや、前菜、キャンプでも楽しめそうな一品をご紹介します。

レシピ制作:料理家・フードジャーナリスト 崎野晴子

<材料>

ホンビノス貝 お好みの個数

わねぎ 適量

お好みで

しょうゆ 少々

みりん 少々

<作り方>

1、わねぎは小口切りにしておく。

2、焼き網の上に下処理したホンビノス貝をのせ、貝が開くまで加熱する。貝が開いたらお皿に盛り、わねぎを散らす。

そのままでも十分美味しくいただけますが、貝が開いたときに、お好みで少量のしょうゆ、みりんを垂らしても美味しくいただけます。ホンビノス貝は塩気を多く含むので、おしょうゆは必ずごく少量、貝1つにつき1~2滴で十分です。

貝がとても熱くなるので軍手やトングを使い、やけどにはくれぐれもご注意ください。このほか、お吸い物やお味噌汁にするのもおすすめ。肉厚なので、貝の個数はひとり2~3つで十分。ぜひお試しくださいね。

(崎野晴子)

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