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ワケもなくイライラ…毎月ツラすぎる「PMSから抜け出す」3つの方法

  • 2016.7.1
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ただでさえ、うっとうしい梅雨の季節。こんな時にでも毎月やってくるPMS。

“ワケもなくイライラする”、“やたらと食欲が出て抑えられない”、“腰や下腹部が痛い”など人によってその症状はさまざまですよね。

そこで今回は、健康管理士の筆者が、そんなうっとうしいPMSから抜け出す方法をご紹介します。

 

■甘いものを食べ過ぎないようにする

スイーツや菓子パンを習慣的に食べていると、血糖値のコントロールが上手くできなくなってしまうリスクがあります。

PMSの症状が現れる排卵後から月経開始までの黄体期は特に、プロゲステロンの分泌が多くなり血糖値の調節をしてくれるインスリンの働きを鈍らせてしまいます。そのため、日常的な血糖値の乱高下に加えて、プロゲステロンの作用が追い打ちをかけてしまう状態になり、イライラやなんとなく嫌な気持ち、理由もない落ち込みなどの原因となるのです。

これからの時期は、美味しいアイスクリームやジェラート、ソフトクリームなど冷たいスイーツは要注意。冷たさにより味覚が鈍るため、大量の砂糖や甘味料が入っているからです。

一度、溶けて温かくなったアイスクリームを舐めてみると、その甘さにビックリしますよ。

 

■オリーブオイルを摂りすぎないようにする

サラダ油やオリーブオイルはオメガ6脂肪酸に分類されます。

「えっ、オリーブオイルはヘルシーなんじゃないの?」と思うかもしれませんが、オメガ6脂肪酸は摂り過ぎると炎症を促進する作用があるので、身体のアチコチの痛みにつながってしまいます。

パンケーキに添えられたたっぷりの生クリームが平気で食べられるようなら、日常的にオメガ6脂肪酸や糖質を摂り過ぎている可能性が。“甘さ控えめ”はあくまで個人の味覚によるもの。

また、脂質と組み合わせると甘味が弱くなってしまうので、思っているよりも多くの砂糖や脂質をとっているかもしれません。

 

■アロマを取り入れてみるのもオススメ

「香りをかぐだけで、本当に症状が和らぐの?」と疑っている方もいるかもしれません。

しかし、実は嗅覚は視覚や聴覚といった他の感覚器官よりも原始的な感覚と言われていて、香りを感じる嗅細胞は鼻腔内部の粘膜からダイレクトに大脳辺縁系に刺激が伝わります。だから、香りは脳と体に直接的な影響を与えるのです。

ちなみに食欲を抑えたい時は、グレープフルーツなどの柑橘系の香りを。むくみやPMSにはゼラニウムやラベンダーなどのフローラル系、またはイランイランのオリエンタルな香りも下腹部の痛みなどに効果があるとされています。

 

甘いものには“シュガージャンキー”という言葉があるように、中毒性、習慣性があります。無理やりその欲求を抑えてストレスをためないよう、食べたくなったら歯を磨く、軽く歩いてみるなど、うまく他のことに気持ちを逸らしたり、アロマの力を借りたりして楽しくPMSからの脱出に取り組んでみて下さいね。

【筆者略歴】

※ SAYURI・・・長年の医療業界での経験を生かし、健康管理士、食育インストラクター、心理カウンセラーとして執筆活動や講演活動をする傍らNPO法人予防医療推進協会の理事長も務める。

【画像】

※ Aila Images / shutterstock

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