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2016 年、働く女性に必要なのは「芯のあるやわらかさ」だった

  • 2016.6.29
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あなたにとっての「働く女性」のイメージとは?

自立した意志の強い女性像、それとも、やわらかさを兼ね備えた女性像でしょうか。

小学館女性インサイト研究所は、セイコーウオッチ株式会社の協力のもと、1990年代から2010年代における「働く女性」のイメージについて、雑誌の表紙とメイク、そして時計の変化を比較調査しました。

これにより、現代における「働く女性」の理想像が判明。今回は年代順に働く女性のイメージの変遷をたどっていきます。

男女雇用機会均等法が制定されたのは1985年。翌86年より施行され、女性の社会進出に対する取組みが積極的に行われるようになりました。

そして、女性の社会進出が進んだ1990年代、働く女性のための雑誌、『Oggi』が創刊され、働く女性を応援する腕時計『LUKIA』が発売に!

バブル崩壊後の1990年代後半、働く女性は自立した意志の強い女性像を求めるようになりました。空前の美容ブームも牽引し、メイクもファッションも全体的にシャープさが漂っています。

2000年代前半になると、女性の社会進出は当たり前に。仕事だけでなくライフスタイルへの関心も強くなっていきました。

『Oggi』2003年1月号を参照してみると、働くの女性の基本「かっこいい」を軸に、パステルカラーやニットなど、華やぎのある色や素材が彩るようになってきたことが伺えます。

『LUKIA』も黒がトレンドカラーの中、エレガントなピンクが登場。上品であると共に、強い内面を持っていることを表しているかのようなデザインになっています。

2000年代後半になると、よりかわいらしい女性像に注目が集まるように。2009年の7月号には『Oggi』の表紙に「モテ」という文字が登場! 働く女性も「モテ」を意識した男性ウケのよい女性像を求めていきます。

セイコーウオッチ『LUKIA』の2005年発売「SSVX076」は、キラキラ感と輝きを追求したフェミニンなデザインに。モテ系ファッション用語としてお馴染み「エビちゃんOL」が『Oggi』や『LUKIA』にも影響を与えたことが伺えます。

 

2010年代前半では、2011年の東日本大震災を機に、地に足のついたナチュラル志向が強まります。ファッションは肌触りのいい素材とゆるいシルエットが中心、メイクも薄づきがトレンドに。

『Oggi』2014年5月号から伺えるように、「自分磨き」など内面にフォーカスした特集が多く組まれるようにもなりました。働く女性は「ナチュラル回帰のゆるふわな女性像」に変化していったのです。

それでは、1990年代から働く女性をターゲットにしてきた 雑誌『Oggi』と腕時計『LUKIA』が導き出した「2016年の働く女性像」とは?

20年以上働く女性をターゲットにし、働く女性像の変遷とともに歩んできた『Oggi』『LUKIA』が導き出した、2016年の働く女性の理想像は「芯のあるやわらかさ」です。

ファッションでは、太めのパンツが大流行。素材は落ち感のあるやわらかな女性らしいものが今季人気となっています。

ゆるやかなシルエットの中に、女性らしいやわらかさを兼ね備えたスタイルは、まさに「凛としたやわらかさ」を体現していると言えるでしょう。

メイクは、2010年代前半のナチュラルメイクから少し強めにシフト。肌のナチュラル感はそのままに、眉毛や唇にポイントを置き、主張を感じさせます。

各時代の流行を的確に切り取る時計『LUKIA』の新作のテーマは「しなやかな女らしさ」。仕事とプライベートを両立したバランスのいい女性をイメージしてつくられています。

 

「芯の強さ」と「やわらかさ」の両方を持っている女性が生まれた背景について、『Oggi』編集長の守屋美穂さんにお話を伺ってみました。

■「芯のあるやわらかさ」の背景には、多様化する女性の価値観があると思います

1992年に雑誌『Oggi』は創刊したのですが、当時「働く女性」に特化したファッション誌というものは、他になかったんです。黒やグレーのタイトスカートやパンツで颯爽と街を歩くキャリアウーマンが、当時のロールモデルでした。
2000年代に入るとバブルも弾け終わり、女性たちは仕事だけではなく、趣味や内面の充実も求めるようになります。
その流れは2011年の東日本大震災を機に急激に加速。肩で風を切ってきた働く女性も、媚びない女らしさを重視するように。
そんな流れをふまえた2016年はどうかというと、女性の働き方も幸せのかたちも多様化していますよね。そんななかで、服にしても価値観にしても、「固いものに縛られないでいいよね」という考えが、今の「芯のあるやわらかさ」という理想の女性像につながっているのではないでしょうか。

女性の働き方も幸せのかたちも多様化している現在。洋服も価値観も、固定されたイメージを払拭するかのような「芯のあるやわらかさ」に女性像が変化したのではないかという考察に、なるほど、と納得した人も多いのでは。

自立した芯の強さに加えて、女性らしさも兼ね備える現代の働く女性は、求められることが多くなった気もしますが、以前よりも輝きを増した女性になっているかもしれませんよね。

果たして、未来の働く女性像はどのように変化していくのでしょうか。『Oggi』と『LUKIA』から目が離せません! (かすみ まりな)

情報提供元:小学館女性インサイト研究所