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飲む点滴レベルの栄養価!美腸になれる「甘酒クレンズ」の魅力とは

  • 2016.6.21
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特製のジュースを飲んで1日~数日過ごし、体の中をスッキリさせるジュースクレンズ。

実は、日本人が古来より飲んできた“甘酒”が“クレンズ”に向いていたのをご存知ですか?

冬の飲み物という印象が強い甘酒ですが、もともとは夏の飲み物。特に江戸時代では夏バテ予防に良いとされ、人気の飲み物だったようです。

そこで今回管理栄養士の筆者が、甘酒の素晴らしさと甘酒クレンズをする際の注意点をご紹介します。

 

■甘酒には2種類あるって知ってた?

実は、甘酒と呼ばれる飲み物は2種類あります。

1つは、酒粕から作られた甘酒。もう1つはお米と米麹から作られた甘酒。この2つは作り方も違えば、味も栄養価も違います。

酒粕から作られた甘酒には甘味をつけるために砂糖が使われたり、アルコールが含まれたりしています。

ですから、クレンズに用いるのは後者のお米と米麹から作られた甘酒を選びましょう。

 

■「飲む点滴」と呼ばれるほどの栄養価

甘酒には発酵によりさまざまな栄養素が含まれており、ざっとあげるだけでもビタミンB群、アミノ酸、ブドウ糖、ミネラル、そして乳酸菌までも含まれています。

そしてその栄養価と吸収の良さから、“飲む点滴”とも呼ばれています。

しかも、甘酒は麹菌で発酵させることにより、栄養素が細かく分解されています。つまり負担無く消化されるため、ジュースクレンズの目的である胃腸を休めるにはもってこいの飲み物なのです。

 

■甘酒クレンズを行うのは1

日まで

甘酒のみでジュースクレンズを行うのは1日が限度。

甘酒だけで何日もクレンズを行うと、栄養素の不足が心配になってきます。

本格的なクレンズやファスティングを行う際は、専用のドリンクを使うようにしましょう。

 

■普段から飲んで美腸・美肌になろう

甘酒はクレンズだけでなく、飲みすぎたり食べすぎたりした日の翌朝に食事の代わりにとるのもオススメです。

疲れた胃腸や肝臓を休めつつ、栄養を補給できる最適な飲み物なのです。

また、普段から甘酒を飲むことを習慣にしていると、腸の中も綺麗に保たれますし、コウジ酸という成分の効果で、シミやくすみの原因となるメラニンの生成を抑えることができるので、美肌作りにも一役買ってくれますよ。

 

いかがでしたか? 冬に飲む温かい甘酒も美味しいですが、夏に飲む冷やした甘酒の喉越しがスッキリして良いものです。

昔は町の中に売りに来たといいますが、今では炊飯器があれば自宅でも簡単に甘酒が作れるので、興味ある方はぜひ挑戦してみてください。

【筆者略歴】

※ 圓尾和紀 ・・・ 管理栄養士。総合病院勤務を経て予防医療を志し、独立。和食素晴らしさを伝える活動と、“不自然な食べもの”にあふれた環境で、定期的に身体をリセットする目的からファスティングを取り入れた生活の提案を行う。カラダヨロコブログ

【画像】

※ dorry / PIXTA

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