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効率良く疲労回復! 夏バテしない体をつくる栄養素と食事メニュー

  • 2016.6.17
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こんにちは、ライターの佐原チハルです。

5月になれば夏日が増え、9月末まで(年によっては10月に入っても)暑い日がある、なんてことも最近では珍しくありませんよね。そうなると、夏って、ものすごく長いような気がしませんか?

暑さが苦手・夏バテしやすいという人たちは特に、この長くつらい日々を少しでも快適に過ごしたいと思いますよね。無理のない範囲で、体調管理もしていきたいところかと思います。

そこで今回は、夏バテしやすい人が特に注目しておきたい栄養素について、ポイントをまとめてみました。

●『ビタミンB1』と一緒に『アリシン』を摂取しましょう

ビタミンにはさまざまな種類がありますが、中でも『ビタミンB1』は“疲労回復 ”に作用します。

ビタミンB1は、夏バテの主な症状である“疲れやすさ”“食欲不振”“倦怠感”を取り除くと言われています。というのも、ビタミンB1の主な働きが“糖質をエネルギーに変える ”というものだからです。

エネルギー代謝がうまくいかなくなると、夏バテのような症状が出てくるのです。

特に夏は、そうめんやうどんなど、のどごしのいい『炭水化物』がメニューの中心になりがちです。効率的なカロリーの摂取には大切なメニューですが、しっかりとエネルギーに変えられなければ意味がありません。

そして、このビタミンB1と一緒にとりたいのが『アリシン』です。

アリシンは、ビタミンB1と一緒に摂取することで、吸収を高めてくれる作用を持っています。ビタミンB1が効率よく摂取できるようになるということですね。

せっかく食べるのですから、ぜひ一緒に取り入れられるメニューを選びましょう!

●“豚肉と玉ねぎの炒め物”がお手軽!

ビタミンB1は、豚肉・うなぎ・レバー・大豆や大豆製品・麦などに含まれていますが、特に豚肉に豊富 と言われています。

アリシンは、玉ねぎ・にんにく・にらなどの、においの強いものに含まれているそうです。

高価でない・近所のスーパーで手に入る・調理も食べるのも楽、という点から考えると、“豚肉と玉ねぎの炒め物”が特に簡単に取り入れやすいかと思います。

シンプルな塩コショウや味噌炒めの他、鶏ガラスープやだしの素でさっと味付けするだけでもいいでしょう。生姜焼きなども食欲をそそりますね。しゃぶしゃぶにして、玉ねぎサラダの上に乗せていただくのも手軽です。

また、夏の定番“冷奴”もオススメです。薬味にネギを添えることで、大豆製品(ビタミンB1)とアリシン(ネギ)とが一緒に摂れる、効率のよいメニューです。

冷たいものよりも温かいもののほうが胃に優しいので、豆腐の味噌汁の薬味としてネギをつける、というのもオススメです。

●時には“麦ご飯”や“玄米”も検討してみる?

日頃食べることの多い“白米”は、しっかりと精米されたものが多いです。精米のおかげで、私たちは癖がなく甘いご飯を楽しむことができます。

けれど、精米の過程で取り除かれている“ヌカ”には、実はビタミンB1が豊富に含まれている のです。そこで取り入れたいのが、玄米や麦ご飯です。

ご飯の全てを玄米・麦に変えてしまうと「食べにくい」「すぐに飽きてしまう」ということもあります。

そのため、“何割かを玄米や麦などに変えてみる”“ご飯を炊くとき3回に1回は玄米や麦ご飯にしてみる”ようにすると、続けやすいかもしれません。

取り入れやすいレシピや方法は人によってさまざまかと思います。自分にぴったりのものを見つけて、快適に過ごせるようにしたいですね!

【参考リンク】

・eヘルシーレシピ 夏バテしやすい | 第一三共株式会社(http://www.ehealthyrecipe.com/recipe-webapp/egenki/genki_detail025.php)

・ビタミンB1 ビタミン 栄養成分百科 | グリコ(http://www.glico.co.jp/navi/dic/dic_19.html)

・8月 夏バテを防ぎ、元気に暑さを乗り切る! | 全国健康保険協会(https://www.kyoukaikenpo.or.jp/g5/cat510/h26/260801)

●ライター/佐原チハル(フリーライター)

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