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手放せる日など来る? 私の愛すべきファッション写真集。(Maki Saijo)

  • 2016.6.17
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その時代の女性の生き方やスタイルを象徴するファッション写真集。最近加わったものからずっと大切にしているものまで、私にとってどれも手放すことなんかできません。

『Epiphany』 今をときめくブランドのムードがたっぷり凝縮。

ブランドのファッション写真集は、ランウェイや広告では伝わりきらないデザイナーの伝えたい世界観を形にしたもの。グッチの写真集『Epiphany』は、最近手に入れた中で最もお気に入りの1冊です。1,000部限定出版ということもあり、見ることもできないんだろうなと思っていた矢先、神保町の「ARTイワタ」(アート好きにはたまらない書店です)で出会うことができました。フォトグラファーは、ドキュメンタリーのようなリアルな描写を得意とするフォトグラファーのアリ・マルコポロス。新生グッチのクリエティブ・ディレクターアレッサンドロ・ミケーレによる、若さと好奇心が溢れる2016年プレフォールコレクションとのコラボレーションが見事に発揮された作品です。

さらに、13種類の写真から本体カバーにあるクリアポケットに差し込まれた1枚のポストカード、エアクッションの封筒にあしらわれたグッチの新しいアイコンであるスネークのシールもミーハー心をくすぐるポイント。今のムードがたっぷり詰め込まれたこの1冊を、数年後に見返すのが楽しみです。

『VOGUE Like a Painting』 ファッションと美術の非の打ちどころがない融合。

昨年、スペイン旅行中の両親から送られてきた一枚の写真。「VOGUE Like a Painting」と題した展覧会で感動したとのメッセージが添えられていました。その少し後、編集長の渡辺が「じっくりと愛でたい! 2015年に最も刺激を受けた写真集 BEST5」の記事で、展示された写真をまとめた本をリコメンドしていたので、あらゆる書店に問い合わてみたけれど全て在庫切れ。海外からお取り寄せすることにし、待つこと1週間して届きました。

フェルメールやエドワード・ホッパーなど西洋美術の画家からインスパイアされた67枚の写真は、筆下に尽くしがたい美しさで、1枚1枚めくるのが惜しいほど。過去のヴォーグ誌に掲載されたアーヴィング・ペン、ティム・ウォーカー、アニー・リーボヴィッツ、パオロ・ロベルシなど、名だたるフォトグラファーの溢れんばかりの美的感覚に圧倒されました。

ファッションと美術の非の打ちどころがない融合を、ぜひ1度目の当たりにしてみてください。

『KATE:THE KATE MOSS BOOK』 ケイト好きにはたまらない1冊。

美しくて魅力的なモデルさんはたくさんいますが、やっぱり惹かれる1人がケイト・モスです。変幻自在なモデル力とどこか人間味を感じさせる素敵な女性だと思うのです。この写真集『KATE:THE KATE MOSS BOOK』は、凄腕アート・ディレクターのファビアン・バロンを編集者として招き、彼女自身がセレクトしたという上質な写真やアート作品約280点が掲載されています。どの時代も、どのフォトグラファーの作品も、どれも完璧にケイト・モス。定義が不可能です。

だけど、8種類ある表紙の内、どうしても私が手に入れたかったのはこのコリーヌ・デイが切り取った屈託のない表情がキュートな彼女の表紙。発売日の朝1に本屋に駆け込み、手に入れることができました。今は、寝室に立てかけ愛でるように飾っています。

『White Women』 アーティストの地位を不動にした処女作品。

約40年前に刊行されたヘルムート・ニュートンの伝説的な処女作『White Women』は、いつ見ても初めて見たときの衝撃を思い出させてくれる1冊です。1970年代、仏版『VOGUE』のエディトリアル・ページで活躍し、当時のファッション写真ではタブーとされていた激しいエロティシズムを追求した写真を、アートとして確立させたヘルムート・ニュートン。

彼の写真に共通しているのはストーリー性があるところ。「女にはいろんな顔を持つ」と誰かが言ったような言葉を借りると、女性の色んな面を映し出した写真の数々はまさに女性の視点からの女性。その圧倒される力強さを感じたく、時々取り出して眺めています。

参照元:VOGUE JAPAN

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