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澄みわたる香りのグリーンブーケで梅雨どきを爽やかに~青いベリーとハーブ、グリーンミストのあしらい~

  • 2016.6.10
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梅雨になりましたね。紫陽花がひと雨ごとに優しく色づき七変化、美しい季節が今年も巡ってきました。

花屋さんの店先は、今年最後のシャクヤクに紫陽花がそっと並び、季節の青い花や父の日(今年の父の日は19日ですよ!)を前に元気印のヒマワリたちも加わって、まさに夏色に変わっていく最中。背景には、瑞々しい緑の枝を広げるドウダンツツジなどの枝ものが、和の情緒ただよう涼を演出してくれています。

しっとりと、夏のはしりの花々が美しい季節ですが、気圧の変化に敏感で体調がイマイチ......という方もいらっしゃるのではないでしょうか。そんなすっきりしない気分の時には、爽やかな香りのハーブを束ねたグリーンブーケがおすすめです。

庭やベランダで育てているハーブが今旺盛で! という方が羨ましいですが、これからちょうど、ミントやゼラニウムといった香りの良いハーブたちは出荷の最盛期、なかでも千葉県が日本一の生産地になります。この切花のハーブたち、いわゆるフラワーアレンジメントに使用される吸水性スポンジに活けると葉がすぐに黄ばんできてしまいますが、画像のように水に活けてあげると長く楽しめます。特にミントはしばらくすると発根してきて、生命力の強さを感じます。

今回使用している「アップルミント」は、リンゴとミントを混ぜあわせたような甘い香りが特徴。葉が肉厚なので、乾燥させず生のままフレッシュハーブティーとして楽しめるハーブです。シソ科・ハッカ属のミントは、ミントティーやデトックスウォーターにして飲んだり、精油(アロマオイル)を活用すると、胃腸の働きを整える、偏頭痛を緩和する、口臭予防、殺菌作用といった効能が期待できますが、切花として飾るだけでも、その清々しい香りが緊張を和らげ、イライラを鎮め、心と身体をリラックスさせてくれます。よく眠れない夜には、ベッドサイドにミントを飾るなど、ミントの香りをそばに置いてみると良いそうですよ。アップルミントの他にも、パイナップルミント、グレープフルーツミント、ジンジャーミントなど、香りの特徴によってネーミングもさまざまで楽しいですね。ちなみに夏に人気のカクテル"モヒート"には、「ペパーミント」「スペアミント」「クールミント」が合うそうですよ!

ゼラニウム(またの名をペラルゴニウム)は、250種以上もの品種があるとされますが、中でも芳香を放つゼラニウムは「センテッド・ゼラニウム」「ハーブゼラニウム」と総称され、初夏には小さな愛らしいピンクの花をつけます。バラと同じ香気成分を多く持ちアロマオイルとしても重用される「ローズゼラニウム」や、レモンそっくりの香りがする「レモンゼラニウム」などが、切花としても出回ります。「ローズゼラニウム」には夏の大敵! 蚊を寄せつけない香り成分があるとされますが、実際の効果のほどは......いろいろな意見があるようです(笑)


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青いベリーとハーブ、グリーンミストのあしらいにブルーの花を添えて

【材料】
手前のアレンジ *グリーンミスト3本(淡いグリーンの花)
*アガパンサス2本(ブルーの花)
*アップルミント2本
*ローズゼラニウム 1本
*斑入りのゼラニウム 1本
後ろのアレンジ *ブルーベリーの枝 1本
*ブラックベリー2本
*グリーンミスト1~2本

*ガラスの花器 高さのあるボトル型の瓶1点(画像は高さ28cm)
円筒形の低めの花器1点(画像は直径12cm、高さ11cm)
*切花栄養剤※最近は小袋をつけてくれる花屋さんが増えました。

【作り方】
1. 切花栄養剤を適量入れた水をそれぞれの花器に8分目ほど入れます。
2. まずは後ろのボトルのアレンジから。ブルーベリーの枝は、傷んだ葉などをカットしながら枝を少しすっきりさせ、枝の足元は斜めにカットした後にマイナスにハサミを入れ、水が揚がりやすいようにします。
3. グリーンミストを段差をつけるように挿し、最後に口元にブラックベリーの実を活けます。ブラックベリーの枝が短いので、水にちゃんと浸かっているか確認してください。
4. 次に手前のアレンジへ。ハーブ類、グリーンミストの水に浸かる部分の葉を取り除きます。葉が水に浸かったままですと水が早く傷む原因になります。
5. ゼラニウムを最初に活け花留めにしながら、グリーンミストを活けます。
6. アガパンサスのブルーの花がグリーンに混ざるように活け、最後にミントでアクセントをつけます。

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ハーブに組み合わせた花は、「レースフラワー」の仲間の「グリーンミスト」と、澄んだブルーが美しい「アガパンサス」。純白のレースフラワーもきらきらとかわいらしい花ですが、よりナチュラルで繊細な雰囲気のグリーンミストが出回るようになってからは、すっかりグリーンミストびいきに。

夏に、パリに滞在する機会が多いのですが、パリに着いていつも最初にフルーリストから部屋に連れて帰る花が、まさにこのグリーンミストに似たノラニンジンのような花(いまだに正式名称わからず)。日本では同じ花が手に入らなかったので、好んで飾っていました。セリ科の花特有の青っぽいようなちょっとスパイシーな香りがしますが、暑い時期にはそれも悪くありません。フランス北部ノルマンディ地方を訪ねた時も、ジャガイモ畑のまわりにこの花が一面にたなびいていて、その光景がなんとも詩的で、ノルマンディの夏もすごく素敵だなーととても印象に残っています。グリーンミストが日本の花市場に登場した時には、あーこれこれー! と興奮してしまいました♪

左:夏のパリで受けたレッスンの花。八重咲きのヒマワリと紫陽花をつなぐグリーンミストに似た花。 右奥:恵比寿ガーデンプレイスの庭で。夏のガーデンで遊ぶ少女たちの後ろには、背の高いブルーの「アガパンサス」が! 右下:フィンランド・ヘルシンキで有名な「ハカニエミ・マーケット」にて。夏場はたくさんのベリー屋さんが並びます。

そして、まだ青いベリーたち。未熟な青い実に「若さ」を感じてつい飛びついてしまう私は変ですかね(笑)これからシーズンを迎えるブルーベリーやブラックベリーなどのベリー類、ガーデニングの果樹として人気ですが、フラワーアレンジメントでもおしゃれな花材として出回ります。今の季節のブルーベリー、グリーンからブルーに移ろうジェイド(翡翠)のような色がなんとも素敵! ブラックベリーはこれからどんどん赤味がのってきて美味しそうな色合いになっていきますが、ふんわり咲く丸いバラやヒマワリなどの夏の花にあわせるだけで、何となくパリテイストな雰囲気になる魔法の花材。

梅雨入りしたものの、今のところ雨も湿気も少なめな東京。半袖の肌をなでる冷涼な風に、短くも美しい北欧の夏を思い出します。フィンランド・ヘルシンキで過ごした夏は、視力が良くなったに違いないほど毎日山盛りのブルーベリーを食していました。湖畔に広がる天然のブルーベリーの森には残念ながら行けませんでしたが、何でもフィンランドにはブルーベリーをざざーっと拾うための専用のスコップがあるのだとか! そのスコップでブルーベリー狩りをしてみたかった!

これからきっと、雨の日が続きますね。
ちょっと憂鬱な空模様の日も、植物が持つ効能や香りの力を借りながら、快適に過ごしたいですね♪

次回は、家の中でも楽しみたい紫陽花のアレンジをご紹介したいと思います。

ではでは皆さま、花と素敵な週末を。

●撮影協力

「Bay Leaf -Salad & Wrap-」

ニューヨークスタイルのブレックファースト&ブランチで大人気の「Breakfast&Brunch Jade5(ジェイドファイブ)」のお隣、姉妹店。新鮮野菜とドレッシングが美味しいサラダたちを、ボウルかラップ、お好みでお楽しみいただけます。焼き立てのスィーツたちもおすすめです♪

・住所:東京都渋谷区広尾5-17-6
・アクセス:東京メトロ「広尾駅」徒歩5分
・営業時間:火~日曜日 7:30~18:30
・定休日:月曜日(祝日の際は営業)
・電話番号:03-6409-6335
・facebookページ:
https://www.facebook.com/enjoy.bayleaf/

<INFORMATION>

花の国日本協議会では、昨秋より本格的に

「WEEKEND FLOWER」企画をスタート!

家族や友人が集う食卓に、1週間がんばったご褒美に。ウィークエンドに花があるだけで、会話がはずんだり、笑顔が増えたり、心がほっとしたり。"日常の素敵"――花のある暮らしを提案します。


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