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月の満ち欠けに合わせた“メリハリ美容”を実践!【植物のおまもり Vol.5】

  • 2016.6.7
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毎日のスキンケアにインナーケア、ボディケアにメンタルケア…元気とキレイのためにしているのに、時々それを負担に感じることはないでしょうか?

決して手抜きをするのではなく、ミニマムにしたい。そのためにとても役立つのが「ムーンサイクルセラピー」です。

■月の満ち欠けは、心身の変化を知るための手がかり

美容とヘルスについて関心をおもちの方なら、「ムーンサイクルセラピー」について知っている、耳にしたことがある、という方は少なくないでしょう。

(c) konradbak - Fotolia.com

かんたんに説明すると、月齢周期と私たちのバイオリズムは連動していて、だから月の満ち欠けを指針にその時々の体の状態にあったケアをすると、より効果が得られ、元気とキレイが高められる、というものです。

正確にいえば、月の満ち欠けそのものが私たちの心身に働きかけているわけではなくて、月が地球の周りを一周する間に生じる引力と光の変動がその要因。そして月の満ち欠けは、「月と地球の位置関係」「引力と光の強弱」「心身への影響」を読み取り、ケアや過ごし方を考えるための重要な手がかりなんです。

「ムーンサイクルセラピー」は諸説あり、内容も本来多岐に渡るのですが、いろいろ試した結果、腑に落ちて自然に根づき、よい変化を感じられた方法とアイテムを一部、前編と後編に分けてご紹介していきます。

■新たに実践するなら「新月期」のケアから

私が実践する「ムーンサイクルセラピー」では、新月から次の新月まで、28〜29日間の月齢周期を約4等分します。それぞれだいたい7日間ずつで、順に「新月期(new moon)」「上弦期(first quarter)」「満月期(full moon)」「下弦期(last quarter)」と呼びます(月ごとに日数が微妙に変わりますので、興味のある方は月の満ち欠けを記したカレンダーやインターネットで調べてみてくださいね)。前編となる今回は、「新月期」と「上弦期」にフォーカスします。

▼新月から3日間はデトックスの集中ケアを

まず「新月期」、それも新月当日から3日目くらいまでは、月の引力に太陽の引力も加わって最大に強まり、その作用は体内の老廃物や有毒物質を排出しやすくする方向へ働くといわれます。だからこの期間は浄化、デトックスの集中ケアを。

デトックス力の高い入浴剤と半身浴でしっかりと汗をかき、古い角質がはがれやすくなるので、ゴマージュやクレイパックで全身をつるつるに磨きましょう。

デトックス目的の入浴剤で、最近おすすめなのが薬湯。11種類の生薬をそのままパックし、温めとめぐりを促す。ニホンドウ漢方ブティック 「理気理血の湯」(医薬部外品) 50g×4包 \1,800

理想はこの時期に生理が重なるようにすることで、そうすると自然の力で経血をしっかり出し切ることができ、体のエネルギーを温存できるのだそう。

今はそうでなくても、月の満ち欠けに寄り添って過ごしていると徐々にそうなっていくともいわれますから、体の変化にアンテナを立ててみてください。ちなみに、私は新月の2日前に生理が始まるという、理想的なサイクルをキープしています。

▼上弦期は元気な細胞を作るための栄養補給

そして「上弦期」、いったん弱まった引力が、満月に向かって再び強まっていくことで体が活性、細胞の再生が盛んになるといわれます。だからこの時期必要なのは、何より良質な栄養補給。アミノ酸に適量の糖質、オメガ3とオメガ6、種々のビタミン、微量ミネラルなど、細胞の材料となる栄養素をできるだけバランスよく、そしてなるべく食べ物から摂取するよう心がけます。

こんなときこそ、スーパーフードを活用するのも手。良質な栄養は良質な細胞を育み、元気とキレイの基礎力を高めます。

これから夏にかけ、出番が増える伝統的スーパーフード・甘酒。自然栽培の玄米と11種類の雑穀を天然麹菌で発酵させ、栄養成分が豊富。アムリターラフーズ「玄米・雑穀 美養甘酒」250g \600、「同 カカオ」250g \690

▼自律神経のケアで、ゆらぎの波を小さくする

そして「ムーンサイクルセラピー」最大の要は、呼吸や血流、ホルモンバランスを司る自律神経のケア。自律神経は1日の中での朝晩のリズムのほか、月齢周期と連動したリズムもあるといわれています。新月の3、4日前から徐々に交感神経優位になり、満月前夜に高揚のピークを迎え、満月当日から下弦期の前半までは副交感神経が優位になる、という具合。

このリズムに寄り添って、新月期と上弦期は活動的に、満月期と下弦期は静かにゆったり過ごすよう心がけると無理がなく、自律神経のバランスも乱れにくくなると感じています。

専用のブレンドアロマオイルを首筋やデコルテになじませて自律神経をケア。ヘッドスパサロン「クレセーラ」と、アロマテラピーの第一人者・日下部千世子さんが 共同開発した「ディアーナ ムーンサイクル セラム new moon」「同 farst quarter」各30ml \12,000

もちろん、仕事や家族の都合でコントロールが難しいこともあります。例えば「新月期」と「上弦期」は交感神経が優位に傾き、自然と活動的になる時期だけど、あまりに忙しいとそれが過剰になり、ベッドに入る時間になっても頭の中は考えごとでいっぱい。そんなときは意識して深呼吸やストレッチをしたり、ぬるめのお風呂、首の後ろや下腹部を温めるなどで副交感神経にスイッチ。こんなふうに、自律神経の本来のリズムを知っていれば、乱さないために何をすべきかがわかりやすくなるんです。

■月のリズムに同調すると、体もケアも楽になる

「ムーンサイクルセラピー」は、地球上で私たちが健やかに生きて行くため、長い時間をかけて紡がれてきた知恵の結晶。自然のリズムに同調すると、ケアが整理され、明確になるだけでなく、自分の中の自然も目覚め、五感が増していくのを感じられます。

まずは月を見上げ、その姿と光の移ろうさまを眺めることから始めてみて。そしてできるとき、できることを取り入れてみてくださいね。

次回は「満月期」と「下弦期」のケアについてお伝えします。

問い合わせ:

・ニホンドウ漢方ブティック http://www.nihondo.co.jp/

・アムリターラフーズ/アムリターラ http://www.amritara.com/amritarafoods

・スパ&カフェ クレセーラ http://www.crecela.com

参考:ムーンカレンダー http://6584cc6768fba961.lolipop.jp/moontherapy.html

(神津まり江)

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