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「怒る上司」は数分で忘れるが「怒られた部下」は1年忘れない。パワハラか指導か!?その境界線

  • 2016.6.6
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(C)shutterstock

そろそろ新入社員も会社に慣れ始めた時期ではないでしょうか? そんな頃に勃発するこの問題。

一般社団法人日本マンガーマネジメント協会が「怒りの感情が業務に及ぼす影響」に関する調査を、正社員の男女と、コールセンター勤務の男女774名を対象に調査。ちなみに6月6日はアンガーマネジメントの日だそうです。

上司が怒ることはパワハラになるのでしょうか?

「上司が自分に怒ったことはパワハラに該当すると思うか?」に対し、部下は「そう思う」が53.8%。逆に「自分が部下に怒ったことはパワハラに該当すると思うか?」に対し、上司は「そう思う」が16.7%と真逆の結果に!

この違いにはそれぞれの理由を見てみると明らかに。


<部下がパワハラだと思った理由>
1位「口汚く罵った」76.9%

2位「本人の人格まで攻撃した」72.3%

3位「どなるなど感情的になった」60.2%

<上司がパワハラだと思った理由>

1位「直接関係ない過去のことまで持ち出して怒ってしまった」50%

2位「机を叩くなど威圧的な態度をとってしまった」40%

3位「慇懃無礼な態度をとってしまった」33.3%

怒られる側はほとんどの項目でパワハラと感じるのに対し、怒る側はあまりパワハラだと思っていない。そして気にしているポイントもまったく違ったものに。

 

では怒った後、仕事に支障はないのでしょうか?

「上司に怒られた後、業務状況は変わったか?」の問いに部下は、

【1】「仕事のモチベーションが低下した」

【2】「相手を避けるようになった」

【3】「精神的に不安定になった」

と答えました。

 

反対に、「部下を怒った後、業務状況は変わったか?」と上司に聞くと、

「どのような状態にもならなかった」

が大多数を占めました。

怒った上司は内容を伝えスッキリとしたのでしょうが、怒られた方は上司の怒った内容も態度も受け止めるだけ受け止め、反論もできず悶々とした毎日になってしまうよう。

 

ではその怒られた時の感情、1日寝たらスッキリできますか?

「上司に怒られた感情は、どれくらい継続するか?」を部下に聞くと、1位はなんと「1年以上」と回答。

2位「2〜~3日」、3位「2か月~1年程度」となりました。

 

では上司は「部下を怒った感情はどれくらい継続するのか?」の問いに、1位「数分程度」、2位「ほんの一瞬」、3位「数十分程度」とほぼほぼ秒殺ならぬ、分殺で終わります……。

この距離感は修復できるのでしょうか?

 

■上司に怒られた後、人間関係は回復しましたか?

「全く戻ってない(悪化したまま)」46.9%

「だいぶよくなったが、まだ昔の人間関係には戻っていない」30%

「元に戻った」7.6%

約半数が悪化したままの状態に。修復してきても元には戻れないという人も! これって結構ヤバい状態ですよね。

 

では「怒り方を変えれば、仕事のモチベーションなどに影響を与えなかったか?」を聞いてみると……。

「そう思う」が70%、「そう思わない」17%となりました。

それって「口汚く→丁寧な言葉で」、「人格攻撃→悪いところを言わず」、「どなって感情的→静かに冷静に」こういうことですかね~?

 

ちなみに怒られた時の部下の行動と状況別の影響を見ると。

「翌日出社しなかった」、「遅刻や欠勤が多くなった」、「仕事上のミスが多くなった」、「パワハラとして相手を通報した」、「精神的に不安定になった」、「他部署への異動を希望した」、「会社を辞めた」などが上がりました。

 

今は簡単に「パワハラ」と口にしますが、怒られる側はやはり原因があってのこと。怒る側も怒られる側も、大きな壁を作ってしまう前に、フランクに話ができる関係を作れるのが理想ですね。(あおいあん)

 

情報提供元:一般社団法人日本アンガーマネジメント協会