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「もう私のことは放っておいて!」家政婦として働くことを嫌がる娘に拒絶されてしまった話

  • 2025.11.16

子育てをしているとたくさんの試練を乗り越えなくてはいけません。特に中学生くらいの年代になると、反抗期が訪れるため、子どもとどう接したらいいのかわからずに悩んでしまうママも多いことでしょう。ただ、どれだけ反抗されても、子どもへの愛情は変わらないもの。今回は、家政婦として働くことを嫌がる娘に拒絶されてしまった話をご紹介いたします。

主人公・琴子は、中2の娘の茉莉を育てるシングルマザーです。夫は、茉莉が8歳の頃に交通事故で他界してしまいました。琴子は、茉莉が目標とするデザイン系の私立高校へ進学させるべく、家政婦の仕事をしながら毎日頑張っています。家政婦の仕事先は立派な豪邸で、琴子は改めてそのすごさに圧倒されつつも、自分とは無縁の世界だと割り切って働いています。
その豪邸には茉莉と同じ年齢の少年・優が暮らしていますが、引きこもって学校には行っていません。自分の娘と同じ年齢の子どもということもあり、どうしても放って置けない琴子は、お節介だとわかりつつも部屋まで食事を届けに行きます。すると琴子は、茉莉が反抗してくることを思わず優に相談してしまいます。そのあと、琴子が優の食べ終えた食器を片付けようとすると、そこには「いつもごちそうさま」というメッセージが添えられていました。
一方、茉莉は学校のお昼休みに、いつも一緒にお弁当を食べている友達の智子を誘うものの、「茉莉の母が家政婦をしていることが恥ずかしい」「貧乏がうつる」という理由で断られてしまいます。智子はクラスのリーダー格である立花に逆らえず、茉莉の前から去っていきました。大切な友達を失ったのは全て母のせいだと思い込み、茉莉は琴子への嫌悪感が強くなります。その日から、学校で孤立してしまった茉莉。ある日、立花に「あんたの母親がうちに掃除に来たわよ」と言われ、家政婦のみならず家事代行の仕事をしていることをバカにされてしまいます。
ショックを受けた茉莉は、ますます母への憎しみが募り、琴子が作ったお弁当を口にすることはありませんでした。
お弁当を残す理由を茉莉に聞くと、自分の仕事のせいで娘がいじめられていることを知って衝撃を受けます。家政婦を恥ずかしいと訴える茉莉と、家政婦の仕事は誇りを持ってやっているという琴子。話し合いどころか言い合いになってしまい、茉莉は琴子を部屋から追い出しました。

家政婦のおかげ

母を拒絶する茉莉

夫に先立たれて仕事探しに明け暮れる日々の中で出会ったのが、家政婦の仕事でした。茉莉の夢のために一生懸命働いているのに拒絶されてしまい、落ち込む琴子なのでした。親の頑張りや想いは、思春期の子どもにはなかなか伝わらないのかもしれませんね。

※ストーリーは実体験を元にフィクションを加えた創作漫画です。
登場人物や団体名は仮名であり、実在の人物や団体等とは関係ありません。
創作漫画としてお楽しみください。

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