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JO1 白岩瑠姫「僕が産んだ子かも」、子役・佐藤大空にメロメロ 役柄を超えた特別な絆を明かす

  • 2025.11.9
(左から)佐藤大空、白岩瑠姫 クランクイン! 写真:高野広美 width=
(左から)佐藤大空、白岩瑠姫 クランクイン! 写真:高野広美

衝撃的な展開で話題を呼んでいるドラマ『娘の命を奪ったヤツを殺すのは罪ですか?』(カンテレ・フジテレビ系/毎週火曜23時)。復讐に燃える主人公の前に現れる謎の天才外科医・成瀬を演じるのは白岩瑠姫(JO1)、復讐のきっかけになる子ども・空役には佐藤大空。インタビュー現場に現れた2人は、偶然にもチェック柄のペアルック。その姿は、役柄を超えた強い絆を物語っていた。終始、白岩を見つめ続ける佐藤のまっすぐな瞳が、2人の特別な関係性を映し出す。

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■初対面からロックオン! 僕らは「チング(友達)」


お互いチェックの衣装で登場した白岩と佐藤。「すごいですよね、ペアルックです。たまたまなんですけどね」と言ってはにかむ白岩の隣で、佐藤がこくりとうなずく。インタビューが始まる前から、佐藤の視線は白岩に釘付けだ。ドラマは第2話までの放送を終え(インタビュー日時点)、その反響が気になるところ。白岩のもとには、友人たちから多くの連絡が届いているという。

「ドラマ自体が初めてだったので、地上波で流れているのを見て、友達から『出ているじゃん』と言われたり、初回が23時15分からだったのですが、23時くらいからスタンバイしてくれたりとかして、結構周りの人からの反響は大きかったです」。

一方、小学1年生の佐藤には、まだ直接的な反響は届いていないようだ。放送時間が夜遅いことや、作品の内容を考えれば、それも自然なことだろう。

現場で2人は「成瀬さん」「空君」と、役名で呼び合っている。以前行われた会見でも話題になったが、佐藤の白岩への懐きっぷりは相当なもの。白岩は「逆に僕が聞きたいくらいです。なんでそんなに慕ってくれるのかなって。もう初対面からでしたよね」と不思議そうに首をかしげる。佐藤はその理由を尋ねられると、少しのためらいもなく白岩をまっすぐ指差し「全部が好き」と恥ずかしそうにつぶやく。

飾らない、あまりに純粋な答えに白岩も「どこが好きなのかを教えてくれないんですよ」と嬉しそうに笑う。撮影で一緒の時間は、主演の齊藤京子の方が圧倒的に長いはず。それでも惹かれるのは、たまにしか会えない“レア感”なのだろうかと白岩は分析するが、佐藤にとってはもっとシンプルな理由があった。「かっこいいから」。

その言葉に、「嬉しいですね」と表情を緩ませた白岩。これまで小さな子どもと接する機会が少なかったため、実は少し不安もあったと打ち明ける。「今回、ドラマがママ友の話がメインなので子役の方がたくさんいますが、正直どう接したらいいかなと若干不安な部分もありました。でも、(佐藤が)初日からすぐに心を開いてくれたので、とてもやりやすかったです」。

佐藤から見た白岩はどんな存在なのだろうか。「お兄ちゃん」や「お父さん」ではなく、「お友達」。そう即答すると、白岩は「『チング』(韓国語で友達)です」と満足げにうなずいた。

■撮影現場での思い出、お互いの学校生活についても


初対面の時から、すぐに打ち解け、気づけば小学校で流行っているじゃんけんゲームに興じていたという2人。その波長は、最初からぴったりと合っていたようだ。撮影現場で楽しかった思い出を尋ねると、佐藤は「みんなで手持ち花火をするシーンが楽しかったです」と回答。長く燃えるタイプの花火がお気に入りなんだとか。学校生活に話が及ぶと、白岩が優しく「学校で楽しいことは何?」と問いかける場面も。

佐藤が「図工と生活が好き」と話すと、白岩は「生活の授業では主に何をするの?」とさらに質問。佐藤は「校庭に虫がいるか探したり……」と答え、白岩は「それが生活なんだ。理科とかではないんだね」と興味深く話を聞く。


さらに白岩は、自身の小学生時代について「本気でサッカー選手を目指していたので、学校にはランドセルを後ろに、前にサッカーのリュックを掛けてって行っていました。家に帰らずにそのまま練習場まで行って夜に帰ってくるという生活をずっとやっていましたね」と振り返る。

そんな白岩と「現場で会えること」が楽しい、とはにかむ佐藤。白岩が「本当に?」と顔を輝かせると、佐藤は力強くうなずく。将来の夢は「ヨーヨーで世界一周」。これは旅の話ではなく、ヨーヨーの大技のこと。すでに半分くらいの技はマスターしているというから驚きだ。

■「僕が産んだ子かも」錯覚するほどの愛情


物語は今後、白岩演じる“成瀬”と佐藤演じる“空”の関係性が、より深く描かれていくという。「成瀬と空くんの絡みはどんどん増えていくので、そこは多分たくさん出てくると思います。だいぶ撮影もしましたし注目ですかね」と白岩が語る横で、一時も視線を外さない佐藤。そんな姿に白岩は「いつも不思議な気持ちです」と語る。

「本当に常にずっとこうなんですよ、撮影中もメイク中も。たまに怖くなるくらいです(笑)。『大丈夫かな?』って。でも嬉しいですよ。たぶん、かっこいいとか面白いとか言ってくれるから、こうなってくれているんだと思うので」。

その溺愛っぷりは、他の共演者との間では見られない特別なもの。齊藤との思い出を尋ねられた佐藤が、照れて思わず首を横に振ってしまうと、白岩が「なんだよ(笑)。めちゃくちゃ好きなのにね」と優しくツッコミを入れる。

本作は、俳優としてのキャリアを重ねる白岩の新たな扉を開いた。「映画、声優、そして今回のドラマとやらせていただきましたが、どれも似ているようで全然違いました。やり方も撮り方も違いますし、それが難しくもあり、面白さでもあります」。これだけ子どもに好かれるのなら、父親役も遠くないかもしれない。佐藤だけでなく、他の子役たちも白岩の周りに集まってくるという。

「僕が産んだ子なのではないかと思ってしまうくらいです。『あれ、お腹にいたかな?』と錯覚に陥るくらい、いつもこんな感じです。可愛いです。めちゃくちゃ可愛いです」。

最後に、今後の見どころを尋ねると、白岩は復讐劇の裏で進む成瀬と空の物語に注目してほしいと語った。そして、佐藤にマイクが向けられると、「全部」と今日二度目となる、最高にシンプルで力強い答え。その一言が、この作品の魅力を何よりも雄弁に物語っていた。(取材・文:磯部正和 写真:高野広美)

火ドラ★イレブン『娘の命を奪ったヤツを殺すのは罪ですか?』は、カンテレ・フジテレビ系にて毎週火曜23時放送。

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