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妻「私のこと、愛してなかったんだね?」最愛の妻が死んでも悲しまない夫の真意は想像以上に重かった!【作者に聞く】

  • 2025.11.9
私は死んだのに元気に生きてる夫が許せない!? 画像提供:早々乃曜七(@kakesichi67)
私は死んだのに元気に生きてる夫が許せない!? 画像提供:早々乃曜七(@kakesichi67)

半年前に死んだ妻・志乃が「死神」になって戻ってきた。鬱になるくらいには落ち込んでほしかったのに元気な夫・進の姿を見て、死神になって魂を取りにきたという。進は「ちゃんと落ち込んでいる」というが、三食ガッツリ食べているし、趣味のキャンプやDIYも続けて人生を満喫しているのはなぜ?10年来の愛妻が死んでも生きる意欲高めな夫が気に入らない創作漫画・早々乃曜七(@kakesichi67)さんの「君の死は」を紹介する。

「死神に魂を取られないよう頑張っている人間の絵」から思いついた物語

君の死は(1) 画像提供:早々乃曜七(@kakesichi67)
君の死は(1) 画像提供:早々乃曜七(@kakesichi67)
君の死は(2) 画像提供:早々乃曜七(@kakesichi67)
君の死は(2) 画像提供:早々乃曜七(@kakesichi67)
君の死は(3) 画像提供:早々乃曜七(@kakesichi67)
君の死は(3) 画像提供:早々乃曜七(@kakesichi67)

本作は、突然死んでしまった妻が死神になって夫を襲いに来るという奇想天外な物語。作者の早々乃曜七さんは、最初に「死神に魂を取られないよう頑張っている人間の絵」を思いついたという。「『この2人がどういう関係性だったらおもしろいだろう?』と考えた結果、死神は妻、人間はその夫という関係性に落ち着きました」と、本作「君の死は」が生まれたきっかけについて明かしてくれた。

生きる意欲高めで、落ち込んでいるように見えない夫に「昔から冷静でポーカーフェイスだったけど、私が死んだときぐらい嘆き悲しんでよ!」と、妻は不満をぶつけるが、表情を変えない夫には深い理由があった。実は、妻よりも夫のほうが「愛が重かった」ことがわかると、読者からは「涙腺が崩壊した」という声が多く寄せられた。だが意外と、早々乃さん自身は「個人的にはそんなに泣ける話のつもりで描いていなかった」とのことで、「切ないけれどカラッと笑える、そんなテイストの漫画です」と話す。

「『設定はダークだけど、悲しくなりすぎないコメディ寄りの漫画』を描くのが好きなのかもしれません。これからもそういう漫画を描いていきたいと思います」と語る早々乃曜七さんの、今後の作品にも期待したい。

取材協力:早々乃曜七(@kakesichi67)

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