1. トップ
  2. 恋愛
  3. 【#うつ姫】はあちゅうさんの『疲れた日は頑張って生きた日』を、丸の内OLが読んでみた。

【#うつ姫】はあちゅうさんの『疲れた日は頑張って生きた日』を、丸の内OLが読んでみた。

  • 2016.6.1
  • 21090 views

【#うつ姫】はあちゅうさんの『疲れた日は頑張って生きた日』を、丸の内OLが読んでみた。

丸の内に勤務する読書好きのOL・櫻井智絵が、自分が読んで「ああ、面白かった!」と思った本だけを紹介する連載【丸の内OLの給湯読書室】。第16回は、話題のブロガー・作家の、はあちゅうさん著『疲れた日は頑張って生きた日』を読んでみました。

幸せになりたい女子必読!!

【丸の内OLの給湯読書室】vol. 16 櫻井智絵

あぁ、なんか楽しいことないかな~と思っていた時、「最近どう?」と男友達からLINEがくる。特に大きな変化もないので「普通」と返事した。私はいつもこの生存確認のやり取りにモヤモヤしている。ただ会いたいだけかもしれないし、ただ暇だっただけかもしれない。もしかして彼は私のこと…いや、ないない絶対ない。こんなこと考えてる自分ってもしかして疲れているのかな? そんな気持ちをスーーッと落ち着かせてくれる本をご紹介します。

『疲れた日は頑張って生きた日』とは?

あらすじは…

著者は、カリスマ女子大生ブロガーとして活躍し、大手広告代理店のコピーライターとして勤務、東京暮らしの29歳独身、フリーランス1年目のはあちゅうさん。私の中に鬱があるとカミングアウトし、時にはそれを全部投げ出して逃げたくなる。毎日の中にちらっと湧いてくる可愛い “うつ”、なんとかその感情をなだめて明日に進む。恋愛、仕事、人間関係……お疲れ気味な都会暮らしを、リアルな言葉でつなぎとめた、365個のつぶやき日記。鬱々しがちな日常にちょっと元気をくれたり、少し弱った自分にも人にも優しくなれる。疲れた夜のおともに、キラキラ女子の本音を盗み読みしてみませんか♡

読み終えて……

金曜日の飲み会帰り、お酒が飲めない私はふらっと見つけた一冊の本を一気読み。知らず知らずに冷めきっていたココロが徐々に温まっていくのを感じました。今、自分に必要な言葉がここにある…それが読み終えてすぐの感想でした。

先に記した男友達からのLINEは、本書の言葉を借りれば「無気力な時に察してくれる男友達はまじで神様。」すごくわかる。(笑)この本には365個のつぶやきと、短編がいくつかあります。その中で私が一番好きなのは、「一日を終える儀式」の項の “一人になる時間、自分が自分に戻る” という箇所。ちょっと昔までは、飲み会や合コンでワイワイはしゃぎ、二次会や朝までオールすることが楽しかった。最近では、本文にある「年を取るということは、先を読めるようになるということ。」なのか、その後の人生の状況を冷静に判断できる。

例えば、酔い潰れた人を介抱したり、薄暗いカラオケBOXでひたすらタンバリンをたたく。あーまたやっちまった……。こんなんで今日を締めくくりたくない!「『迷ったら行かない』を徹底すると、時間が生まれる。」そう気づいてからは、1日の終わりに 自分を整理する時間をつくるようにしました。あれこれと考えたり、妄想しすぎて大丈夫かと不安になった時もありますが、この本と出会って素直にそんな自分を好きだなと思えるようになりました。なんとなく毎日憂うつな人は、一読の価値ありです☆

終わりに…

実は以前はあちゅうさんとお会いしたことがありました。あの時は、暇さえあれば元彼を忘れられない自分に悩んでいました。そのことをはあちゅうさんに相談すると、「会わないことが運命」。その言葉にハッと心を動かされました。 いつかまたお会いする機会があれば、お互いの「うつ姫」について語り合ってみたいです♪

記事⬇︎

“別れた彼” のことが忘れられなかった時の心のおさめ方。

「#うつ姫」で感想をSNSに投稿すると、はあちゅうさんご本人がくまなくチェックしてくれるそうです。ぜひこの機会は に「#うつ姫」とつぶやいてみてはいかがでしょうか。

Information

『疲れた日は頑張って生きた日』(マガジンハウス)¥1200+税

文・櫻井智絵

の記事をもっとみる