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【近藤典子さん】もびっくり!近藤式収納メソッドで「捨てずにすっきり」を叶えたお宅拝見

  • 2025.10.14

【近藤典子さん】もびっくり!近藤式収納メソッドで「捨てずにすっきり」を叶えたお宅拝見

近藤典子さんの講座で片づけ収納の理論とノウハウを学んだ、雑誌「ゆうゆう」の読者モデル・檜垣文子さんのお宅を拝見。知識をもとに自分流に工夫したアイデアの数々を披露します!

お話を伺ったのは
【右】近藤典子さん 住まい方アドバイザー

こんどう・のりこ●1957年生まれ。
35年以上、暮らしに関する悩みを解決した経験から生まれた提案が好評。片づけ・収納術を伝える他、企業との商品開発、住宅の収納・間取りプロデュースなども行い、コラボ実績多数。
暮らしのプロを養成する「住まい方アドバイザー養成講座」や、一般の人向けの片づけ・リフォーム相談なども行っている。

【左】檜垣文子さん ゆうゆうモデル

ひがき・ふみこ●66歳・神奈川県在住。2014年より、ゆうゆうモデルとして活動。
子どもが独立し、現在は夫と2人暮らし。今年6月に築30年のマンションをリフォーム。
近藤典子さん主宰の「住まい方アドバイザー養成講座」で学び、認定資格を取得。

大切なものほどしまい込まない、そう決めたら気持ちがラクに

テーブルとテレビ以外は大きな家具がない広々としたリビングルーム。キッチンカウンターにもモノがない。檜垣文子さんの自宅は、まさにすっきり快適な空間だ。

「実は6月に家をリフォームしたばかり。その前にモノの置き場と収納する場所を決めて、そのスペースに合わせてモノを取捨選択しました。悩んだのがアルバムや子どもの作品。長い間納戸にしまってあったけれど捨てられなくて。『思い出のものは、思いを出す』、つまり見える所に出さないと意味がないと近藤先生に教わり、娘家族が来たとき手にとれるよう玄関横の棚に置くことにしました」(檜垣さん)

買い替えるより今あるものを生かす

リフォームを機に買い替えるつもりだった木製の食器棚は、捨てずに使うことにした。

「年を経て木が汚れていたのを、夫が磨いたら、いい味わいが出て。それに、大きいものは捨てるのが大変。ソファを処分したときに痛感しました」(檜垣さん)

リビングにはキリムの絨毯が敷かれていて、ソファがない。

「当初はソファも買い替える予定でした。でも、トルコ旅行で買ったキリムを敷いたら、絵柄が素敵で、もうここにソファを置きたくないと思ったんです」(檜垣さん)

「素敵なスペースを作ると、なくてもいいものが見えてくる。その好例ですね。今ある家具を生かし、大きな家具はもう買わないというのも、ゆうゆう世代には賢い選択です」(近藤さん)

アイデア① 思い出はいつも思い出せる位置に

思い出の品はしまい込まず、いつも見える場所に。「リビングの椅子に飾ったぬいぐるみは、娘夫婦が結婚式のときに贈ってくれたもの。娘の出生体重と同じ重さのウエイトベアです」(檜垣さん。以下同)

若いときはバックパッカーで世界を旅していたという檜垣さん。デンマークで購入した糸で作った刺しゅう作品など旅の思い出の品々も壁や棚に飾っている。

アイデア② 「定番」のよさを再認識。無印の収納ケースは生かして使い切る

「かける収納が一番ラクなので、トップスやボトムスなどかけられるものはパイプハンガーに。オンシーズンのものをアイテムごとに分けてかければ、コーディネートもしやすくなります」。写真のクローゼットにはコートやワンピースなど丈の長いものを。

セーター類など畳むものやマフラーなど小物類は、無印良品の収納ケースに。「ケースは無印で統一しています。定番のケースなので、長年使ったものを買い替えても、新旧混ぜて組み合わせられます」

無印の収納ケースはサイズ展開が豊富。「奥行き55cmのケースがこのクローゼットにぴったり入ります。スペースに合わせて個数やサイズを組み合わせられ、見た目もすっきり。他の部屋でも使い回しができて便利です」

アイデア③ 食器は用途に仕分けて収納。パイン材の食器棚は磨き直して残しました

普段使うものと、来客用など使用頻度の低いものを分けて収納するのが、すっきりのコツ。檜垣さん宅では、普段使う食器は、カウンターから数歩の所にあるキッチン内の戸棚に。娘家族や友人が訪れたときの来客用はリビング側の戸棚に収納。「娘たちが勝手にここから取り出せます」

長年愛用の食器棚には、海外で購入した一点ものなどの食器を観賞用に、空間を作ってゆったりディスプレイ。

アイデア④ 浮かせる収納ですっきり。油ハネ問題も同時に解消できました

「ガスコンロ(IH)のそばにお玉などの調理道具やしょうゆなどの調味料を置くのはNG、と近藤先生の講座で学びました。油ハネがつくし、モノが置いてあると掃除がしにくいからです。置き場所として奥行き10cmの小さな棚を壁面に設置しました」

調味料のボトルが収まるちょうどいい奥行きが10cmだそう。DIYで設置することもできる。

コンロまわりに何も置かないことで、油汚れもすぐふき取れて清潔に保てる。

撮影/柴田和宜(主婦の友社) 取材・文/村瀬素子

※この記事は「ゆうゆう」2024年12月号(主婦の友社)の記事を、WEB掲載のために再編集したものです。

※2024年11月5日に配信した記事を再編集しています。

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