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【上司と飲み】3時間の説教フルコースと不条理な笑顔の割り勘「会計8400円で部下に4000円請求」で奢ったつもり?【作者に聞く】

  • 2025.10.13
漫画=青木ぼんろ
漫画=青木ぼんろ

哀愁漂うタッチの漫画でサラリーマンの日常を発信している漫画家の青木ぼんろさん(@aobonro)が、働く誰もが経験するシーンを漫画化し、共感を呼んでいる。本稿では、青木さんのサラリーマン生活を描いた漫画「恐らく誰の人生にも影響を及ぼすことはない僕のサラリーマン生活」のなかから、上司との食事でモヤッとした実体験のエピソードを紹介する。

楽しみにした食事は説教フルコースに

漫画=青木ぼんろ
漫画=青木ぼんろ
漫画=青木ぼんろ
漫画=青木ぼんろ
漫画=青木ぼんろ
漫画=青木ぼんろ

作中に描かれた上司との食事のエピソードは、数年前に青木さんが実際に体験した話だという。当時、飲み会で部長と話す機会が少なかったため、この機会にコミュニケーションを取りたいと意気込んで飲みに行った。しかし、その期待は裏切られてしまう。

「部下との飲みを『コミュニケーションを取る場』ではなく、『日頃の行いの説教をする場』と認識している上司には特にモヤッとしますね」と青木さんは語る。「偉いお坊さんくらいだ」と、お金を払って説教を聞くことへの不満をユーモラスに表現した。

まさかの笑顔の割り勘と2軒目連行

食事は終始、上司の説教タイムで終わってしまった。そして会計時、さらにモヤッとする出来事が起こる。合計8400円の食事代に対し、上司は「4000円でいいよ」と笑顔で割り勘を求めてきたという。説教を聞かされたうえに、不条理な額の割り勘を請求された青木さんは、この時点で気分は最悪だっただろう。

しかし、この日の出来事はそれで終わらなかった。上司は会計を終えると、さらに青木さんを2軒目へ連行しようとしたという。楽しみにしていたはずの食事が、意図せず罰ゲームのような場と化してしまったのだ。

「断られると辛いので」今の若者への配慮

青木さんは、もし自分が後輩にごちそうする側になったらどうかという問いに対し、今の若者への配慮を見せた。「僕らの世代は飲み会への参加が当たり前で、不参加を許さない風潮がありましたが、今の若い子は行きたくなければしっかり断れる人が多いと思う」と分析する。

そのため、青木さん自身は「断られると辛いので」という理由から、基本的に自分からは誘わないようにしているそうだ。

今後も青木さんは、“恐らく誰の人生にも影響を及ぼすことはない”けれど、どこか一大事にも感じるサラリーマン生活のモヤッとエピソードを漫画で描き続けるという。

取材協力:青木ぼんろ(@aobonro)

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