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セクシーだけどエロじゃない、彼を魅了するイタリア式「魅せテク」

  • 2014.10.11
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10月ともなると、イタリアでもバカンスのシーズンはとっくに終わり。夏の日差しで疲れ気味な、肌のお手入れ特集が女性誌をにぎわせています。「肌見せ=自分を魅力的にアピールする」ことに直結しているだけに、自分にぴったりの逸品を見つけることには、皆さん真剣そのものです。

身体の美しさを、積極的に見せていくのは当たり前。春夏の薄着シーズンだけではなく秋冬でもそれは同じことで、寒い時期と言えども肌を見せている女性は少なくありません。男性にとってもそれは同じようで、シャツのボタンを第三ボタンまで開いて、日に焼けた肌をさりげなく見せている人をよく見かけます。

イタリア流の装いに共通しているのは、「上半身肌見せ=セクシーだけど、妙なエロさがない」ということ。そんな、身体の美しさを前向きにアピールする為の、イタリア流肌魅せテクニックをご紹介します。

■デコルテを見せる

イタリア人の女友達と、バーでおしゃべりしていた時のことです。かなり肌寒い時期でしたが、彼女のスタイルは肩~鎖骨のかなり下まで開いた、オフタートルの黒ニット。それでいて胸の谷間が丸見えにはならず、デコルテの丸みをおびた女性らしいラインと、きれいに日焼けした肌が程良く見えていました。

近くにいた男性客の皆さんの視線は、彼女に釘付け。それをあっさりとスル―して、お迎えに来た彼氏(同棲中、イケメン)の車で帰って行った彼女の姿は、女性の私でもため息がでるほどのカッコ好さでした。

ボリュームを補いつつこのゾーンを出すならば、自分の顔の表面積×1.5~2倍程度に襟ぐりが開いたUネックや、スクエアネックを選んでみて下さい。もちろん、ノーキャミソールで。胸元に自信が無くても、鎖骨から下の肌が程良く見えることでセクシーな雰囲気が出てきます。

Vネック派の人なら、角度が深く、バストを主張するタイプのデザインをチョイスし、プッシュアップタイプのブラを。Vネックがもたらす肌見せのゾーンは、露出度次第で「セクシー=素敵」から「エロっぽい=軽そう」方面にシフトしてしまいがちですが、小指の爪の幅(6~7ミリ)程度の谷間の見え具合なら、妙な違和感を感じられることもなく、女性らしさのアピールが期待できます。

■耳~首の側面を出す

カフェで、はす向かいに座っていた女性ふたりの恋バナが聞こえてきた時、なるほどなと思ったことがありました。片方の女性が「ぶらさがってゆれるタイプのピアスやイヤリングを、夜はいつもつけるべき。絶対、耳を出してね。その方がセクシー」と話していたのです。

確かにその方は、耳を出した髪型+シャンデリアタイプの大ぶりなピアスをつけていました。ぱっと見は普通の感じでしたが、雰囲気のある人で、つい視線がそちらにいってしまったのを覚えています。

このように、ゆれる耳元のアクセサリーはアイキャッチ効果抜群です。耳全体を含め、このゾーンは普段隠れていることが多いだけに、肌があらわれたときのインパクトは意外とバカにできません。彼の視線を集めた後、ふれたくなるほどドキッとさせるためにはもうひと工夫。

耳にかかる髪の量を調節して耳~耳下の肌(首の側面)を見せて下さい。うなじと違い、このゾーンは産毛が少なく手入れも簡単。なめらかな肌の質感をアピールしやすいポイントです。ゆれるアクセサリーの向こうにチラチラ見える肌は、さりげないセクシーさを演出してくれます。ゆれるタイプは苦手…という人なら、シンプルな大き目のフープタイプもオススメです。

顔も含めた上半身の印象は、真っ先に目に飛び込んでくるもの。「女」を強調しすぎずに、しなやかな女性らしさをアピールすることで得られる、「彼を惹きつける=魅せる」力を自分のものにしてみましょう。

どうしても上半身の寒さを我慢できない! という方は、大寒波が襲ったイタリアで、私が以前試した方法をご紹介します。

襟ぐりが開いたオフタートルのニットを着て、下にババシャツ(これも襟ぐりが深いもの)+ババシャツの脇の下近くに使い捨てカイロを貼ってしのぎましょう。私は、これで風邪をひくこともなく快適に過ごせました。動脈が近い部分なので、温めて効果が出たようです。試す時はくれぐれも、やけどに気をつけてくださいね!

(金丸 標)

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