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長尾謙杜と山田杏奈が高校時代にやり残したことは?『恋に至る病』校内放送の収録現場に密着&詳細レポート

  • 2025.10.10

TikTokで200万回再生の大反響を呼んだ、斜線堂有紀による衝撃の恋愛小説「恋に至る病」が、長尾謙杜と山田杏奈をW主演に迎え、ついに実写映画化。ピュアで刺激的なラブストーリーとして、10月24日(金)に公開される。監督を務めるのは、『余命1ヶ月の花嫁』(09)や『月の満ち欠け』(22)、『母性』(22)など幅広いジャンルで繊細な人間ドラマを描いてきた廣木隆一。Saucy Dogの書き下ろし新曲「奇跡を待ってたって」が主題歌として彩りを添える。

【写真を見る】長尾謙杜×山田杏奈、笑顔で臨んだ校内放送収録の様子をのぞき見!

「僕の恋人は殺人犯でした…」衝撃の恋愛小説「恋に至る病」を実写映画化 [c]2025『恋に至る病』製作委員会
「僕の恋人は殺人犯でした…」衝撃の恋愛小説「恋に至る病」を実写映画化 [c]2025『恋に至る病』製作委員会

長尾演じる内気な男子高校生・宮嶺望と、山田演じる学校中で人気の女子高生・寄河景が紡ぐ不器用で一途な初恋。しかし同級生の不審死によって、宮嶺は景に対して恐ろしい疑惑を抱き始める。「もしかして君は、僕のために人を殺したの?」恋人が殺人犯だと知りながら、それでも好きという気持ちを抑えられない宮嶺。この恋は、純愛か洗脳か…。切なすぎるラスト4分に明かされる彼女の本心とは?

本作の魅力を伝えるべく、現在、10月27日(月)までの期間限定で、全国の高校615校にて長尾&山田によるスペシャル音源がお昼や放課後に放送中。MOVIE WALKER PRESSでは、音声収録現場に潜入し、映画の見どころや、放送でも流れるSaucy Dogの書き下ろし新曲「奇跡を待ってたって」の感想、さらには、高校生を演じた長尾&山田の高校時代の思い出トークなどを織り交ぜながら展開した収録の様子をレポート!驚くほどスムーズに収録を終えた2人に、収録の感想や高校時代にやり残したことなども教えてもらった。

「登校時間ギリギリに駆け込むタイプだった」(長尾)

【写真を見る】長尾謙杜×山田杏奈、笑顔で臨んだ校内放送収録の様子をのぞき見! 撮影/河内彩
【写真を見る】長尾謙杜×山田杏奈、笑顔で臨んだ校内放送収録の様子をのぞき見! 撮影/河内彩

企画説明を受けながら台本に目を通した2人は、流れを確認してすぐに「とにかくやってみよう!」とノリノリ。セリフの練習もすることなく、本番に挑んだ。収録がスタートすると、校内放送で自分たちの声が流れることに対して「ちょっと想像がつかない」「聴いている人がいるってことですね」と不思議な感覚が湧き上がっていると明かしつつも笑顔を見せる。作品紹介パートでは、TikTokで話題になった小説を原作に実写映画化した作品であること、それぞれが演じたキャラクターの説明や、“切なすぎるラスト4分”という本作のイチオシポイントなども交えてわかりやすく紹介した。

映画の主人公は高校生であることにちなみ、お互いの高校時代について語る場面も。長尾は「登校時間ギリギリに駆け込むタイプだった」と笑いながらエピソードを披露し、山田は休み時間の過ごし方を振り返りながら「懐かしい…」としみじみする場面もあった。

長尾謙杜演じる宮嶺は、内気な性格で周囲との壁を作りがちな男子高生 [c]2025『恋に至る病』製作委員会
長尾謙杜演じる宮嶺は、内気な性格で周囲との壁を作りがちな男子高生 [c]2025『恋に至る病』製作委員会

楽曲紹介パートでは、Saucy Dogの石原慎也が主題歌について解説。さらに、山田は「初めて聴いた時は突き刺さる感じがあった」と感想を語り、長尾も「どんどん盛り上がっていくところがすてき!」とお気に入りの様子で「すっと耳に入ってくる感じがある!」とも話していた。

あっという間に校内放送の収録は終了。一度も読み合わせをせずに挑んだ収録でありながら一発OKで無事本番を終えた。終始、余裕たっぷりといった様子の2人だったが、それでも終盤では「あっという間ですね」というコメントと共に、ホッとした表情もちらり。

山田杏奈演じる景はクラスの人気者 [c]2025『恋に至る病』製作委員会
山田杏奈演じる景はクラスの人気者 [c]2025『恋に至る病』製作委員会

「どんな感じで流れるのか全然わからない!」と収録後に話していた長尾は、校内放送で自身の声が流れることは「すごく不思議」な感じがするという。放送委員の経験がある長尾だが、「学校の雰囲気がわかっている状況で話すのとは違うと思います。すごくおもしろい企画だけど、反応にはちょっと怖さがあります。声でわかる人もいるかもしれないけれど、『いきなり、どうした?』みたいな反応もありそう(笑)」と放送が流れる瞬間の反応をいろいろと想像。山田は、「呼びかけるという感じがおもしろいと思ったし、話しているうちに、自分の高校生活のことなどをちょっと思い出したりもしました」とニッコリ。

「制服を着ていろいろなところに出かけるだけでもいい思い出になりそう」(山田)

放送委員の経験があるという長尾謙杜 撮影/河内彩
放送委員の経験があるという長尾謙杜 撮影/河内彩

収録では高校時代の思い出エピソードも飛び出していたが、収録した校内放送が流れる予定の休み時間や放課後はどのように過ごしていたのだろうか。「本当はよくないけれど…」と前置きした長尾は「お昼ご飯を食べたらすぐに飛び出してサッカーをするのが昼休みの過ごし方でした!」と懐かしむ。「Jリーグのユースにいるような学生がたくさんいる学校だったので、僕の目の前にパスを出してくれるから、足をちょっと当てるだけでパスもシュートもキレイに決まる!自分がうまく感じるような演出をしてもらっていたので、本当に楽しい時間でした」と満面の笑みを見せていた。山田は「みんなで一緒にごはんを食べて。おやつとかも持ち寄って。バレンタインの時にはタッパーにチョコレートを入れて持って行って(笑)」と友達と一緒に“食べる時間”を大切にしていたと教えてくれた。

自分の声が校内放送で流れるのは「ちょっと不思議な感覚」と話した山田杏奈 撮影/河内彩
自分の声が校内放送で流れるのは「ちょっと不思議な感覚」と話した山田杏奈 撮影/河内彩

楽しい思い出もいっぱいの2人だが、やり残したこと、もう一度やってみたいことなどはあるのだろうか。「屋上でバーベキューをしたかった!」と即答した長尾は「学校がものすごく規模の大きい学校で19クラスあったんです。大きい学校だから屋上も広いです。煙はすごいことになりそうだけど、広い場所でバーベキューをやってみたかったです!」と願望を明かす。「制服を楽しみたい」と話した山田は、その理由について「高校生の時は自分の学校の制服があんまりおしゃれに見えなかったんです。いま振り返ると、すごくクラシカルで可愛らしい、高校生らしい制服でステキなのですが、当時はいまどきではないデザインがちょっといやで、制服で出かけたことがなくて…」と残念そうに語り、「制服を着ていろいろなところに出かけるだけでもいい思い出になりそう。やっておけばよかったなと思うし、やっておいたほうがいい!とおすすめしたいです」と高校生活に悔いが残らないようにと、高校生に向けてアドバイス。

長尾謙杜演じる宮嶺は転校した高校で、山田杏奈演じる明るく優しい景に惹かれていく [c]2025『恋に至る病』製作委員会
長尾謙杜演じる宮嶺は転校した高校で、山田杏奈演じる明るく優しい景に惹かれていく [c]2025『恋に至る病』製作委員会

2人の高校時代のエピソードなどを参考に、高校生活で「やっておきたいことリスト」などを作り、ワイワイ盛り上がるのも楽しいはず。今回の校内放送を聞けば、「やっておきたいことリスト」に「映画館に『恋に至る病』を観に行く」を入れたくなるかも!

取材・文/タナカシノブ

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