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「俺のおかげだろ?」良き父を演じようとする夫。私に否定され激怒…暴言の嵐に私は<夫は自称起業家>

  • 2025.10.11

妊娠8カ月のカオリさんは出産を控え、楽しみと不安が入り混じっていました。そんな中、夫・リンヤさんが仕事を辞めて起業すると言い始め、半年だけと許したカオリさん。
リンヤさんは「家族を犠牲にしなければ成功はない」という言葉を胸に、息子のマモルくんが生まれても、毎晩飲み歩き、半年経っても会社は軌道に乗りません。そのため、カオリさんが職場復帰を早めて家計を支えるように……。一時は家事育児に取り組んだリンヤさんでしたが、すぐに何もしない夫に逆戻り。そんなとき、ようやく開発したスマホサービスがヒットし、会社が軌道に乗り始めました。
しかし、リンヤさんは、ますます外出するようになり、息子の1歳の誕生日も、仕事を理由に帰宅しませんでした。カオリさんは、会社に乗り込み、起業仲間のひとりに、リンヤさんがいる飲み屋まで案内してもらいます。こっそり話を聞いていると、リンヤさんはお気に入りの女性・カナさんに入れ上げており、離婚の心配をされると、家族をまるで邪魔者のように扱ったのです。

家族を裏切った夫は次の日に…

私は、夫が息子すら大切にしていなかったことを知り、全部ぶち壊す覚悟を固めました。

「来週、もう1回誕生日会しよう」
何食わぬ顔で、予定を埋め合わせしようとするリンヤさん。

カオリさんが「忙しいでしょ?」と断ると、リンヤさんは「いつまで拗ねてんだ!」と激怒します。

自分のほうが稼いでいるとマウントをとり、「俺の金で生活してるんだから文句を言うな」と吐き捨てるリンヤさんなのでした。

息子の誕生日を祝えなかったことと、夫婦間の稼ぎの差はまったく関係のない話。妻が自分の思いどおりに受け答えをしなかったからといって、強い立場であることを示そうとしたり、コントロールしようとしたりするのはモラルに反し、家庭内暴力のひとつと言えます。夫がいくら稼ごうと、家族を大切に思う気持ちがない限り、妻が夫に寄り添おうとは思えないのではないでしょうか。

内閣府の「DV相談ナビ#8008(はれれば)」に電話をかけると、最寄りの配偶者暴力相談支援センターにつながります。匿名でも相談できるので、ひとりで悩まずにまずは話してみてくださいね。


著者:マンガ家・イラストレーター よういち

ベビーカレンダー編集部

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