1. トップ
  2. 恋愛
  3. 「他人だから子どもに触らないで!」消臭スプレーを手にした潔癖症の嫁に邪険に扱われた結果

「他人だから子どもに触らないで!」消臭スプレーを手にした潔癖症の嫁に邪険に扱われた結果

  • 2025.9.23

工場長として工場勤務をしている50代の夫と20代の娘と暮らしている私。息子が結婚することになり、うれしい気持ちでいっぱいでした。しかしその結婚相手はとんでもない人で……。

息子の結婚相手がおかしい!?

夫の同級生であり、大切な取引先の社長でもあるA山さんのひとり娘B子さんと結婚することになった息子。

ある日、結婚のあいさつをするためB子さんが私たちの家にやって来ました。早速私がお茶をくむために立ち上がったところ、彼女の様子が何だかおかしい気がしたのです。

なんとB子さんは、用意しておいた座布団には座らず、床に持参したハンカチを敷いてその上に座っていたのです。どうやら彼女は潔癖症のよう……。私が用意したお茶にも手を付けることはありませんでした。

私は少し寂しい気持ちになったものの、初めて会う人の家の物や食器を使いたくないという気持ちも理解できたため、何も言わず、相手を尊重しようとしたのです。

お見舞いに行ったら

その後、入籍した息子たち。数カ月後にはB子さんが妊娠したという喜ばしい報告も。私と夫は初孫ができたことをとてもうれしく思っていました。

そんなとき、娘の誕生日を祝おうということになり、息子夫婦も招待することに。しかし、B子さんは「体調が良くないので参加できない」という返事でした。

おせっかいかもしれませんが、何か差し入れをしようと思った私は、息子に確認してB子さんの元を訪ねました。具合はどうかと聞くと、B子さんは「わざわざ訪ねて来ることないでしょう!?」と言ってきたのです。

私が驚いていると「妊娠中なのに姑が来たら、嫁は気をつかって大変だってわからないんですか?」とまくし立ててきました。

息子からは大丈夫だと聞いていたのに……。ショックを受けながらも、妊娠中で気が立っているのかもしれないと私も反省し、ここでも彼女を責めることはしませんでした。

ついに孫が誕生!

その後、B子さんは無事に出産を終え、私たちには初孫ができました。しばらくしてから、B子さんの状態も落ち着いたということで息子に誘われ、いよいよ孫に会いに行くことになりました。

私たちの姿を見たB子さんは笑顔。「やっぱり前は妊娠中で精神的に不安定だったんだろう」とホッとしたちょうどそのとき、息子が職場に呼び出されてしまい、慌てて仕事へと向かってしまいました。

息子を見送って、ようやく夫が孫を抱き上げようとすると……。

「ちょっと、何しているんですか?」とB子さんが大声を上げました。そのままB子さんは夫を押しのけ、孫を守るように抱きかかえました。そして、驚いている私たちにこんな言葉をぶつけたのです。

「お二人は他人なので、子どもに触らないでください!」

さらに次の瞬間、近くに置いていた消毒スプレーを手に取ったのです。その言動に、私たちは困惑を隠せませんでした。

義両親が他人なら…

ここで私たちは、B子さんは息子の前では猫をかぶっていただけだと理解しました。

B子さんは、義父母とは「実の親子じゃないのだから他人」「家族ごっこをするつもりはない」と言い放ち、そのまま私たちを追い出したのです。

私はB子さんの本性を見て、「他人というなら、徹底的に他人でいてやろう……」と心の中で思い、この日の出来事をすべて息子に話しました。

息子はB子さんの態度や発言に怒り、「俺の母さんと父さんがお前にとって他人なら、俺にとってお前は他人だよ!」と伝えたそうです。そして、言動を改めないなら離婚も考えると言ったところ……。

「離婚するなら慰謝料を支払って」と強気な態度だったというB子さん。この状況になって、私たちはB子さんの父親で夫の友人であるA山さんを呼び出し、ともに息子夫婦の家に出向いたのです。

恩人に対して、なんて扱いだ!

自分の父親にまで今回のいざこざが伝わっていると思っていなかったらしいB子さんはびっくり。「告げ口なんてやり方が汚い」と逆ギレしましたが、A山さんは娘にはっきりと言いました。

「お前はなんて狭量なんだ。自分が配偶者にすると決めた人のご両親に対して失礼なことを……。彼らは他人どころか、恩人でもあるんだぞ!」と怒り心頭でした。

というのも昔、A山さんが経営している会社が倒産寸前に追い詰められていたときに、その危機を救ったのが夫の勤務していた工場でした。夫のおかげで会社は持ちこたえ、徐々に経営も回復したのです。

「だいたい、子育てをする中で、自分勝手な潔癖症なんて通用しないし、お義父さんお義母さんにお世話になることだってある。世の中助け合いなんだ。無礼な態度は俺が許さない」

その後、父親にこんこんと説教をされたB子さん。失礼な態度だったことをついに謝ってくれました。私たちはもちろん許すことに。息子夫婦と孫とも、適度な距離で、しかし必要なときには手を差し伸べてあげられるような体制で、お付き合いしていきたいと思っています。

--------------

結婚すれば相手の家族とも付き合っていかなくてはなりません。義家族は他人だと考える人もいるでしょうが、失礼な態度を取るのではなく、互いに気持ち良くいられる関係性を築くことが大切ですね。

※本記事は、実際の体験談をもとに作成しています。取材対象者の個人が特定されないよう固有名詞などに変更を加えながら構成しています。

※AI生成画像を使用しています

ウーマンカレンダー編集室ではアンチエイジングやダイエットなどオトナ女子の心と体の不調を解決する記事を配信中。ぜひチェックしてハッピーな毎日になりますように!


著者:ライター ベビーカレンダー編集部/ママトピ取材班

ベビーカレンダー/ウーマンカレンダー編集室

元記事で読む
の記事をもっとみる