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ほっとくと鬱に!? 育児ストレスを楽にする「家庭内育休」のススメ

  • 2016.5.21
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こんにちは。海外在住プロママライターのさとうあきこです。

育児中のママさん、パパさん。今日はイライラやクヨクヨしていませんか?

このイライラやクヨクヨ、育児中なら多少は当たり前ですが、その程度が過ぎると育児にも生活そのものにも影響を及ぼして、 すべてが悪い方へとゴロゴロ転がっていってしまうこともあります。

そんな悪循環へと陥る前に、ちょっとした家庭内育児休暇を取るだけで育児はもっと気楽なものになることが、育児経験者へのインタビューで分かりました。

●イライラは寝不足から

もちろんそれだけではありません。でもこれが要因のひとつであるのは確かです。

3人の娘を持つ50代のママIさんは、「とにかく寝る時間が取れなくてつらかった」と教えてくれました。

特に2人目のお産が重く、産後の体調がすぐれなかったというIさんは、ご主人と話し合い週の半ば1日の夜から朝までと、土日のどちらかの朝から夜までを、ママの完全自由時間 にすることに決め、寝だめしたり学生時代の友達と女子会をしたりして過ごすことで、育児から離れる時間を作ってイライラをスッキリさせたそうです。

「多少の罪悪感はあったけど……」というIさんですが、自分が上機嫌でいることやお土産を買って帰ることで、子どもも夫も機嫌が良くなることに気づき、心置きなく自由時間を満喫したそうです。

育児中のパパママにとって、睡眠時間の確保は意外と後回しになりがちですが、これこそが最重要課題なのです。

パパとママ、またはジジやババ、時には保育所などの助けを借りてでも“ぐっすり”を満喫する日を確保しましょう。それだけで、精神的にずいぶんと楽になります。

●クヨクヨは大人の会話不足

かわいい子どもとマンツーマンで過ごす時間であっても、それが長すぎると“会話”をする機会が減ってしまいます。

赤ちゃんや幼児も話し相手になってはくれますが、大人同士の会話と違って一方通行の場合がほとんど です。

仕事を休職し専業主夫として一人息子を育てる30代のパパUさんは、子どもと24時間体制でくっついていると気分がダウンしてくることに気づき、大学の講師として家計を支える妻に相談。

「最近、表情が暗いと思っていた」という妻の提案で、土日のどちらかを“大人のつきあい”にあてることにしたそうです。

あるときは飲みに出かけ、あるときは深夜映画を見に行き、またあるときは講演会などに参加することで脳内のバランスを取るよう心がけたそうです。

また、夫婦二人でDVDを見る時間を持つことで、子どもから離れた共通の話題 を持つようにもしたとのこと。

学生や社会人時代の仲間など、育児から離れた関係を持つ大人の知人と大人の会話をする時間を持ったり、夫婦間の会話でも、子どもの話題から離れて趣味や仕事など大人同士のおしゃべりを楽しむよう心がけたりすることで、知らぬ間に気分転換ができるわけですね。

●育児鬱を発症する前にストップをかけることが大事

イライラやクヨクヨが募っていくと、育児鬱を発症してなかなか気分を上昇させることができなくなったり、本格的な治療が必要になったりすることもあります。

だからこそ、ちょっとした「イラッ」や「クヨ」の段階での対処が大切です。

「もっと頑張ろう」や「まだまだ頑張れる」もいいのですが、「気楽にいこう」くらいが育児にはピッタリ 。

大人の会話を楽しんだ後にはぐっすりと眠る。

そんな正味10時間程度の家庭内育児休暇を、育児に携わる人が順番に取っていこうと考えられれば、育児鬱の発生率はグンと下がりそうです。

●ライター/さとうあきこ(海外在住プロママライター)

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