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ニキビの原因!? やっぱり「去年の日焼け止め」は使わない方がイイの?

  • 2016.5.19
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本格的に日差しが強くなってくる5月。実は8月より太陽が出ている時間が長く、日焼けをするリスクが大変高いです。

そこで大切になってくるのが“日焼け止め”。あなたはちゃんと効果があるものを使っていますか?

「去年使っていたものがとてもよくて、まだ残ってるから今年も使ってる!」という方もいるかと思いますが、実はそれが落とし穴。去年の日焼け止めを付けてももあまり効果がないどころか、肌にダメージを与えてしまう可能性が。

今回はエステティシャンの筆者が、去年の日焼け止めの怖さと、正しい日焼け止めの選び方をご紹介します。

 

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月も紫外線対策!

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月より太陽が出ている時間が長い

紫外線の量は5月~7月が一番強いといわれ、窓からアスファルトの反射から、とにかく日焼けから避けられないシーズン。

5月の日照時間が平均250時間に対して、暑さピークの8月の日照時間は180時間だそう。8月よりも太陽が出ている時間が長いので、5月は日焼けしやすいことがわかります。

近年では、赤ちゃんにも日焼け止めを使うことが推奨されているほど。

たしかに、日焼け止めでなくても、帽子やサングラス、マスクで顔を覆ったり、長い手袋をしたりと他の対策もとれますが、実はそれはそんなに意味がないのです。

オゾン層や雲をも通りぬける紫外線。アスファルトにも水(海)にも反射し、あらゆる方向から襲ってくるので、衣服だけではそう簡単に防げません。

肌を直接まんべんなくカバーできる日焼け止めで防ぐことが重要なのです。

 

昨年の日焼け止めは使わないで!

“昨年使っていた日焼け止めの残りを使ったことがある”という方はたくさんいるようです。

しかし、その日焼け止め、本来の効果を期待できなくなってしまっている場合が多いのです。

(1)開封したものは酸化している

食べものと同じく、開封したものは未開封のものよりも酸化しやすいです。使用期限や消費期限は、未開封のものに対しての表示です。

(2)使用した商品には細菌が!

こちらも食べものと同じ。指で少しぬぐっただけかもしれませんが、その数個の最近は、一年放置され何十倍にも、増殖をしています。その細菌を顔に塗っていると考えたら、ニキビになるのは当たり前です。

(3)日焼け止め効果は激減

一年経った日焼け止めの効果は、やはり半減しています。その効果が少なくなっている日焼け止めを紫外線の多い5月に使用したら、効果はないに等しいです。昨年の日焼け止めを使用しているという方は、アフターケアを行い、すぐに新しい日焼け止めを購入しましょう。

このように、去年の日焼け止めは、“肌荒れ・ニキビ・日焼け止めの効果なし”と良いことがありません。

 

効果的な日焼け止めの選び方

(1)日焼け止めの成分は、“紫外線吸収剤”と“紫外線反射材”がありますが、紫外線反射材が入っている方を選びましょう。より肌に優しいです。

(2)SPFは最低30、PAは+が4つ(PA++++)の日焼け止めを選びましょう。紫外線の一種“UV-A”は、オゾン層や雲、窓をも通りやすく、より肌の奥にまで刺激を与えるので、PA+は必ず4つあるものを選びましょう。

 

いかがでしたか? 紫外線から肌を守るための日焼け止めが、肌を傷つける原因になっている可能性があります。

去年の日焼け止めをまだ使ってるという方は、明日にでも新しいものを買いに行ってくださいね。

【筆者略歴】

※ 山田みき ・・・ エステティシャン・美容師。自身のアトピー・アレルギーを機に美容を学ぶ。NHKにてエステ指導や雑誌掲載多数。エステ・ヘアメイク・着付け各種コンテスト優勝及び上位入賞の経験をもつ。

【画像】

※ HTeam / shutterstock

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