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目覚まし時計のせいかも?「朝のダルさを招く」NG習慣3つ

  • 2016.5.19
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働く女性にとって、朝の目覚めの気分が午前中の仕事に対するモチベーションまでも左右してしまいますよね。誰しも朝はスッキリ気持ちよく目覚めたいものです。

「最近なんだか目覚めがスッキリしない……これって年のせい?」と思っていませんか?

いえいえ、年のせいなんかではありません。その朝のダルさ、もしかしたら生活習慣が原因かも!

そこで今回は健康管理士の筆者が、朝のダルさを招いてしまうついやりがちなNG習慣3つをご紹介します。

 

■1:朝、カーテンを開けない

「どうせ着替えるときに閉めるし、帰りは夜だから」とカーテンを開けずに出社準備をする女性が多いようですが、実は目覚めてすぐカーテンを開けるのと開けないのでは夜の睡眠が違ってきます。

目覚めてすぐにカーテンを開けると、目から入った太陽の光が夜の睡眠を左右する“睡眠ホルモン”と呼ばれるメラトニンの分泌スイッチを押してくれるのです。

メラトニンにはタイマー機能のようなものがあると考えていいでしょう。メラトニンの分泌が不足すると睡眠の質が悪くなり、体の疲れが取れないだけでなく脳も十分に休息がとれないため、朝起きた時に体はダルく、頭はボーっとしてしまいますよ。

 

■2:噛む回数が少ない

朝はパン、もしくはスムージー。昼食はササッと食べられる麺類。そんな食生活が定番になっていると、どうしても噛む回数が減ってしまいます。実は前述したメラトニンは日中分泌された“セロトニン”が夜になると変化してできるもの。

プロのスポーツ選手が試合中にガムを噛むシーンを見たことがあるかと思います。実はあれ、噛むことでセロトニンの分泌を促進してストレスを軽減しているのですね。

噛む回数が少ないとセロトニンの分泌量が減り、それに伴いメラトニンの分泌量も減少するので、睡眠の質が落ち、朝のダルさを生み出してしまうのです。

 

■3:「スヌーズ機能」を使っている

スマホのアラームを目覚ましに使っている人は多いでしょう。目覚まし時計にもスヌーズ機能はついていますよね。

このスヌーズ機能、二度寝してしまったときには助かる機能ではありますが、「まだ大丈夫、また鳴るから大丈夫……」と何度もアラームを止めては鳴らすことを繰り返していると、“睡眠慣性”の状態になってしまうかもしれません。

睡眠慣性とは、体は起きているのに脳がまだ覚醒していないという状態。本来人間には脳が少しずつ覚醒して目が覚めていくという仕組みがあるのですが、5分、10分という短い間隔でアラームの強い刺激を何度も受けてしまうとこのような状態になってしまうのです。

この状態は長いと2時間から4時間も続くと言われていて、日常的にスヌーズ機能を何度も繰り返していると、どんどん悪化してしまいます。

人の睡眠はおよそ90分のサイクルで浅くなったり深くなったりを繰り返すので、起床時間に合わせて90分の倍数(出来れば7時間半前)の睡眠時間を目安にアラームをセットすれば、ちょうど眠りの浅くなったタイミングで目覚ましが作動し、スヌーズ機能を使うことなく起きることが出来るでしょう。

 

起きたらまずカーテンを開け、深呼吸でしっかり息を吐き出して1日をスタートすれば、セロトニンも十分分泌され気持ちよく1日を過ごすことができますよ。

【筆者略歴】

※ SAYURI・・・長年の医療業界での経験を生かし、健康管理士、食育インストラクター、心理カウンセラーとして執筆活動や講演活動をする傍らNPO法人予防医療推進協会の理事長も務める。

【画像】

※ Aleksandra Suzi / shutterstock

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