不倫夫と離婚し復職したママ「あなたと働けないの」信頼する上司の告白、理由は＜助産師と不倫した夫＞

まいさんは、夫のカズさんと、1歳の娘・ゆいちゃんの3人家族です。まいさんは出産の際、やさしい助産師のみくさんに担当してもらい、最高の産院を選んだと思っていました。
出産から1年後、カズさんとみくさんは、まいさんの妊娠中から不倫関係を続けています。まいさんが乳腺炎で苦しんでいたときも、助けてくれたのはカズさんではなく、上司の鬼ツカ課長でした。

鬼ツカ課長はまいさんに協力し、みくさんのSNSを調べ上げ、友人たちから不倫の証拠を手に入れます。まいさんは、その証拠をもとに夫と助産師を追及。みくさんは、すべてを失い、カズさんは離婚を言い渡された上、実家に帰ることになりました。

さらにカズさんは、お得意様でもあった妻の会社との商談で、鬼ツカ課長によって契約を切られます。その後、不倫が原因で離婚した話が会社で広まり、左遷されたとのこと。まいさんは、養育費を受け取りながら、前向きな気持ちで仕事に励んでいます。

妻の決意の先に待っていたのは…？

夫の不倫騒動をきっかけに、すっかり鬼ツカ課長との仲が深まったまいさん。しかし、鬼ツカ課長は、「もう一緒に働けない」と告げます。

数カ月後、鬼ツカ課長の自宅に訪れたまいさん。

実は鬼ツカ課長は、末期がんの父親の介護をするため、休職したのでした。

鬼ツカ課長自身も、父親の介護という新たなライフステージを迎えていました。せっかく信頼できる上司との絆が深まったのに、しばらくの間会えなくなるのは、まいさんにとっても切ない出来事ですね。

同じ志を持つ職場の仲間であっても、それぞれに抱えている事情は異なるもの。子育てや介護、病気などで周囲に迷惑をかけてしまうのでは……と負い目を感じている人が身近にもいるかもしれません。
だからこそ、お互いが相手の背景を汲み取り、思いやる姿勢が、社会全体に必要とされているのではないでしょうか。

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著者：マンガ家・イラストレーター ぽん子

ベビーカレンダー編集部