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子どものおもちゃが散らかって見えない、ちょっとした工夫【Iさん家のインテリア#02】

  • 2016.5.17
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インスタグラムでも人気のIさん家のインテリア。お気に入りのモノに囲まれながらも、スッキリとした空間はキープ。その秘訣を3つのポイントにわけてご紹介します。

壁一面に配した本棚には、家族の蔵書をずらり。本棚はIKEAの「HEMNES」シリーズ。

Iさん家プロフィール

・家族構成:夫(36歳)、妻Iさん(36歳)、4歳の男の子の3人暮らし

・所在地:神奈川県川崎市

・間取り:1LDK

・住宅形態:賃貸マンション

前回は、やんちゃ盛りのお子さんがいても、思い入れのあるアイテムを躊躇なく飾るコツを伺いました。

2回目となる今回は、散らかりやすいおもちゃや、浮いてしまいがちな子ども用のアイテムをどう整理しているのかをご紹介します。

■子どもと大人、お互いの「好き」を共存させる

【Point2】

子どもの遊びスペースは、いつでも目が届くリビングだから、絵本やおもちゃもインテリアになじむように配置。時にはペイントでオリジナルのアレンジも。

どの家庭でも悩ましいのは、リビングのおもちゃ問題。

「リビングがおもちゃの海にならないよう、遊ぶときは“一種類出したら、一種類しまう”をルールとして、小さなころから徹底していました。もちろん、そうはいかないときも多々ありますが(笑)」

家族の本棚の一番下段を絵本スペースに。にぎやかな背表紙は、お気に入りの絵本で飾りながら目隠しを。

床との隙間には、「D&DEPARTMENT」で購入した業務用の運搬ボックスを入れ、おもちゃを収納。大人にとっては死角、小さな子どもにとっては出し入れしやすい位置なので、どちらにもやさしいアイデアです。

その他のおもちゃは、昔から使っていたかごや実家から譲り受けた行李(竹や籐で編んだ、昔ながらのつづら)などで収納しています。

男の子の定番おもちゃ「プラレール(R)」は、ワインボックスの蓋に蝶番を取りつけ、子どもが出し入れしやすい開閉式にアレンジ。

「専用のおもちゃボックスなどは購入しませんでした。この先、別の用途でも使えるものを選んでいます」とIさんがいうように、リビングに置いてあったとしても決して浮かない収納ボックスを選んでいます。

木馬は、元は「IKEA」の真っ赤なロッキングホース。

「子どもが飽きてきた頃に、黒くペイントしてみました。さらにスイングする脚部分を外し、かわりにキャスターをつけたら気分も変わってよく遊ぶようになったんです」

キリムのアクセントも手伝って、オブジェとしてもかわいく変身しています。

ボールを転がすおもちゃも、インテリアに合わせてグレイッシュにチェンジ。

「子どもの好みも聞きながら、一緒にペイントすると、よりお気に入り感が増すようです」とIさん。ちょっとのDIYが空間に統一感をもたせ、全体を通してスッキリとした印象にしてくれるようです。

子どもの衣類やこまごまとしたものは、北欧ヴィンテージのビューローデスクに収納しています。

「出産にあたり、ベビーチェストとして購入しました。赤ちゃんの時期を過ぎても長く使えて、いつかは学習机にしてもらえたら嬉しいな」

衣類はこの引き出しに収まるものが一年を通したすべてだそう。ちょっと少ないように思えるのですが…

「洗濯は毎日しますし、もう少し息子自身の好みが出てきたら、また変わるのかもしれませんが、今はまだ、お気に入りのものしか着せることがないので、このくらいで十分です」

子ども用のアイテムがある限り理想のインテリアには近づけないというのはどうやら思い込みのよう。Iさん家のように、子どもが使うものは子ども用のもので揃えるという概念を捨て、自由な発想で選べば、それだけで一歩前進しそうです。

次回は、3つめのポイントとして、料理好きなIさんのキッチンをキレイに保つ秘訣を伺います。

・撮影/田所瑞穂

(藤沢あかり)

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