【思考をキレイにする旅の仕方（22）】焦った時は腹式呼吸

私は、旅先でよく失敗します。財布を落としたまま旅を続けたこともあれば、ホテル名が書かれたメモをなくし、街を彷徨ったこともあります。行先の違うバスや電車に乗ってしまったことなどは数え切れません。

気が小さいこともあり、旅のトラブルに遭遇する度に焦ります。それだけは、どんなに旅慣れようとも変わりはありません。

ただ、そんな時、一旦、腹式呼吸をするように心がけるようになりました。

呼吸を深くしたからといって状況が変わることはありません。ただ、その後の対処に対する姿勢が変わります。

脳にいつもより多少、酸素がいきわたるからなのか、単に意識を持つからなのか、生理的なことはわかりませんが、「どうしよう…」と呆然するのではなく、「どうするか…」に考え方が切り替わるように思います。本当は、一番は失敗しないことなのでしょうが、こればかりは難しいようです。人間ですからね。