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身の回りのものでトライ! 妊娠中のプチ不調を解消するコツ

  • 2016.5.9
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妊娠7ヶ月であるイタリア人の知人女性が「おなかが大きくなるにつれて、まっすぐ立っていられなくなった。おかげで外出がつらい」とグチをこぼしたとき、先輩ママのみなさんが「あれを使いなさい」「これを食べなさい」とアドバイスしていました。

©naka-fotolia.com

華奢な日本人女性より力強そうなイタリア女性ですが、困ったり、つまづいたりするところは同じものだと、どこか安心したのを覚えています。

しかしそんなつらい時期も、我慢しすぎたりストレスをためすぎたりせず、カラっと解決する姿には尊敬します。マタニティライフを楽しむため、彼女たちはどんなコツを実践しているのでしょうか。

■うすめた酢で全身トリートメント

知人女性が妊娠したとき、肌が敏感ぎみになって困ったと言います。シャワーの後は必ずオイルや保湿ローションをつけてケアしていましたが、あまり効果がなく「常に身体のどこかにかきむしったあとがあって悲しかった」と、鏡を見るたび気分が下がってばかりでした。

それを変えたきっかけは、義実家に行ったときでした。70歳過ぎでまだ現役の庭師として働く義祖父が、ビデに酢をたらして足浴をしているのをたまたま見た彼女。「酢で足がさっぱりするせいか、若い時から水虫や爪のトラブルとは無縁だと話すおじいちゃんを見て、私もやってみようと思ったの」と、マネすることに。

シャワーの後、洗面器に大さじ2杯ほどのお酢を入れて、全身にかけるだけというシンプルな方法ですが、始めてから2週間ほどで肌が落ち着いたそう。酢の香りはすぐにとんでしまうので、後片付けや自分のにおいを気にしなくてすみ、今ではバスルームにお酢のボトルを常備しているほどです。※効能・効果には個人差があります。

■テニスボールで腰痛予防

旅行会社で働く知人女性が妊娠6ヶ月目を迎えたとき、それまでにない腰痛に悩まされました。「仕事中は座りっぱなしで接客が基本。でもおなかが大きくなるにつれて、思った以上に腰に負担がかかるからつらかった」と当時を振り返る彼女。

ある日とうとう、打ち出した書類を取りに立ち上がった瞬間ぎっくり腰になってしまいました。整形外科の先生から「治ったら、出産に備えて少しづつ腰周りの筋肉を鍛えたほうがいい」と勧められ、彼女が試したのはテニスボールを腰と椅子の背もたれの間にはさむことでした。

テニスが趣味のご主人が、足腰をほぐすのにやっていた方法をアレンジしたそうです。おなかが大きくなり始めてからオフィスの椅子にクッションをしいているため、テニスボールが落ちないようにするには、背筋を伸ばして姿勢よく座る必要があるそう。

これを始めて1ヶ月ほど経ったころ、それまでの腰痛が少しづつ解消できたといいます。今は、テニスボールを落とさない程度にゆっくり転がす運動をして、背中と腰の筋肉をきたえているとか。

「身も心も不調だと、周りの人まで悲しくさせる。赤ちゃんにも伝わるとイヤだから、できるだけ前向きに解消するようにしているの」と語る人もいて、母は偉大だとあらためて感じました。

身体の不調に振り回されると、気持ちまでめげてしまうもの。そんな時期を明るく乗りきれるような自分流のコツをぜひ、見つけてみてください。

(金丸 標)

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