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えっ、コレも?やりがちだけど「子宮筋腫になりやすくなる」NG習慣3つ

  • 2016.5.7
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女性は40代に差し掛かると、外見だけでなく体の内側も色々と気になってきます。

特に、この年代で持っている人が多いといわれているのが“子宮筋腫”。子宮の病気というと不安が頭をよぎりますよね。

今回は予防医療推進協理事長の筆者が、子宮筋腫とは何か、そして中医学(東洋医学)から見た子宮筋腫になりやすいNG行動をご紹介します。

 

子宮筋腫ってどんな病気?

40代の女性の4人に1人が持っているといわれるほど女性には多い病気。

子宮筋腫はできる場所によって粘膜下筋腫(子宮の内膜)、筋層内筋腫(子宮の筋肉の中)、漿膜下(しょうまくか)筋腫(子宮の外側)に分けられます。

子宮筋腫自体は良性の腫瘍なので筋腫そのものが命に関わる事はほとんどありませが、放置すると10kgを超える重さになることも。

大きさが5cmを超えてくると、粘膜下筋腫では不正出血や不妊症の原因に、筋層内筋腫では妊娠した場合には逆子や流産・早産の原因になるともいわれています。

一方、漿膜下筋腫は子宮の外側に出来るため、かなり大きくなるまでほとんど症状がないケースが多いといわれています。

また、1つでなく複数個できることが多いという特徴も。

気になるその原因は、西洋医学では女性ホルモンが関連しているだろうということ以外詳しい原因は分かっていないのが現状です。

 

中医学から見る「子宮筋腫」になりやすいNG行動

(1)冷たい飲み物、甘いもの、味が濃いもの、脂っ

ぽい

ものを良く食べる

“濃厚”なアイスクリームは非常に人気があるようですが、そういったものばかり食べていると、中医学でいう“痰湿”になると考えられています。

痰湿とは、食べたものが気・血・水に変わらず身体に余分な水分を停滞させ、経路(気の流れる路)の流れが悪くなる状態。これが長く続くことで“しこり”(筋腫)が形成されると考えられています。

 

(2)疲れているときも頑張ってしまう

まじめで自分のことは後回し。仕事も家事も育児もきちんとしないと気が済まない人は、月経中や出産後にうまく血液が排出されず子宮に停滞してしまい、筋腫を作ると考えられています。

時には肩の力を抜いて、体も心もしっかり休めてあげましょう。

 

(3)イライラしやすく、常に悩みを抱え込んでしまう

このタイプは“気滞”といいます。

気滞とは、精神的ストレスなどから気の流れが悪くなっている状態を指します。

女性がこの状態にあるときは、月経周期が一定ではなく、赤黒い塊の混ざった少量の出血で月経が終わってしまうという特徴があり、これが筋腫を作りやすくすると考えられています。

人の言動にイライラしたり悩みの多かったりする人は、“〇〇でなければならない”など自分ルールがたくさんあり、自分だけではなく他人がそのルールに反しても許せなくてイライラしてしまう傾向にあります。

これではストレスがたまって気の流れが滞るのも仕方ありません。

“〇〇でなければならない”をひとつずつでも手放してみてはいかがでしょうか?

 

西洋医学だけでは限界があるために、今回は4000年の歴史を持つ中医学から検証してみました。

ストレスや偏食、体を冷やすこと、疲れを溜めてしまうこと……どれもとても当たり前のことのように感じますが、避けることが難しいのも事実。しかし、子宮筋腫だけでなくさまざまな病気を招いてしまいます。流行りものに惑わされず、基本的な生活習慣を見直してみて下さいね。

【監修者略歴】

※ 川上智史 ・・・ 医学博士。主に予防医学を専門とし、各種教育機関で基礎医学について講義を行う他、一般向けに予防医学に関する講演を行うなど、予防の重要性を啓発し続けている。また、アンチエイジングアドバイザー、メディカルアドバイザーとして医学的に“美と健康”を追求し、コメンテーターとしても幅広く活動。

【筆者略歴】

※ SAYURI ・・・ 長年の医療業界での経験を生かし、健康管理士、食育インストラクター、心理カウンセラーとして執筆活動や講演活動をする傍らNPO法人予防医療推進協会の理事長も務める。

【画像】

※ KieferPix / shutterstock

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