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<加害者と結婚>間違っていた償い「もうお会いできません」関係を断絶【まんが:夫の気持ち】

  • 2025.6.21

俺(ケン)は大学生のときに自転車事故を起こし、当時中学生の「羽田キホ」さんに重傷を負わせてしまった。彼女はもう一生普通に歩くことはできず、身体にも大きな傷痕が残るらしい。そして20年後、思いがけず彼女に再会した俺は「罪滅ぼし」の意識で要望を叶えてあげるようになった。しかし家族よりも彼女を優先し、実家の両親にも「もう羽田さんに近寄るな」と叱られた。俺は結局羽田さんのためと言いながら、自分のために行動していたのだ。

出典:select.mamastar.jp
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羽田さんのご両親は店に入ったときから、俺がどんな話をしようとしているのかを察していたようだ。俺は膝の上の握りこぶしに力を入れ、「もうお会いすることはできません」と告げた。羽田さんは当然、すぐには納得してくれない。

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「そんな……」羽田さんが呆然とするなか、羽田さんのお母さんが「分かりました」と返してくれる。お父さんも「こちらこそありがとうございました」と話を終わらせようとする。そんな俺とご両親のやりとりに、羽田さんは青ざめていた。

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どんな言葉を並べても言い訳に聞こえてしまいそうだったから、羽田さんには簡潔に要件だけを告げた。そして心からの謝罪とともに俺はその場を去った。20年ぶりに羽田さんと再会してから、羽田さんの要望を叶えることで自分が許されていくような気がした。けれどその感覚は間違いだったのだろう。
これからは家族も羽田さんも関係なく、俺自身がしっかりと罪と向き合いつづける。ひとりの女の子の人生をめちゃくちゃにしてしまったという事実は消えない。相手に許しを得られれば罪が軽くなるなんてことはありえないのだ。
この話し合いのあと、羽田さんがどうなったか俺には分からない。ただ今の俺には大切にしないといけない家族がいる。俺は過去の罪を背負いながら、目の前の家族を大切にして生きていこうと決意したのだった。

※この漫画はママスタに寄せられた体験談やご意見を元に作成しています。

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