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つばが7cm以上の帽子を選ぼう 子どもの日焼け対策

  • 2016.5.5
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暖かくなり、お出かけの楽しい季節がやってきました。この時期、気をつけなければいけないのが紫外線対策です。

(c) hakase420 - Fotolia.com

日差しはやわらかくても、初夏の紫外線量は真夏とほぼ同じ。また、人は生涯で浴びる紫外線の半分以上を18歳までに浴びるといわれており、その時期が早いほど、大人になってからの影響も大きいのだとか。

大人だけでなく、子どもにもしっかり紫外線対策が必要です。

■子どもの肌に適した日焼け止めとは?

赤ちゃんや小さな子どもの皮膚の厚さは大人の約半分。バリア機能も未熟なため、外部からの刺激によって肌が傷つきやすくなっています。

肌がデリケートだからこそ紫外線対策が必要なのですが、日焼け止めを使う際も、肌に負担がかからないように注意しなければいけません。

日焼け止めには「SPF」「PA」といった数値があり、これらの値が高いほど肌への刺激も強くなります。

紫外線防止効果が高い一方、せっけんだけではしっかりと落とせない場合もあり、数値の高いものは子どもの肌にはあまり適しません。

ちょっとした散歩や公園遊び程度なら、SPF20くらいで大丈夫。

屋外でのスポーツやレジャー時のみ数値の高いものを使用するなど、シーンによって使い分けをしましょう。塗りっぱなしにせず、汗をかいたらこまめにぬり直すことも大切です。

■日焼け止めの成分にも注意

一般的な日焼け止めに配合されているのが、「紫外線吸収剤」と「紫外線散乱剤」。

紫外線吸収剤は、取り込んだ紫外線を化学反応させ、肌への浸透を防いでくれるもの。一方で紫外線散乱剤は、物理的に紫外線を反射してふせぐ働きがあります。

子どもの肌に使用する場合は、ノンケミカルの「紫外線吸収剤無配合」の日焼け止めがおすすめ。そのほか、香料やアルコール、石油系界面活性剤などもできるだけ含まれてないものを選びましょう。

耳の後ろや首の前部分、手など、塗り忘れやすいポイントにも注意。塗ったときにベタベタすると子どもが嫌がることが多いので、肌に伸ばしやすいものを使ってあげてくださいね。

■帽子や服で紫外線対策をするには

子どもの肌を紫外線から守るには、日焼け止めだけでなく、服装などにも気配りが必要です。

服は、網目の詰まった綿やポリエステルの素材を。

最近では、UVカット効果のある子ども服も多く販売されています。とくに年齢が低いうちは、夏でも薄手の長袖の上着などを用意してあげるとよいでしょう。

また、日中の外出時には帽子をかぶる習慣づけを。帽子のつばが7cm程度あれば、顔にあたる紫外線の半分以上を防ぎ、目から受ける紫外線もカットしてくれるといわれています。

日焼けしやすい首の後ろまでカバーできるタイプなら、より安心ですね。

子ども達は外で思いっきり遊ぶのが大好き。きちんと対策をして、肌を紫外線から守ってあげてくださいね。

(加藤 朋実)

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