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狭い部屋を「ちいさな照明」でセンス良くグレードアップ【坪田あさみのインテリアコーデBOOK #3】

  • 2016.5.2
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あなたは照明にこだわっていますか?

最近は分譲でも賃貸でも最初から照明器具がついていますが、たいていの場合、無難な蛍光灯だったり、個性のないデザインだったり…。

もちろん、そのままでも明るさという基本的な役目は、ちゃんと果たしてはくれます。

でも、照明って目立たないようでいて、お部屋の雰囲気をかなり左右する存在。

備え付けの照明をやめて、自分好みのデザインや明るさにかえてみるのも、インテリアをグレードアップするのに有効な方法。それほどお金はかかりません。

これまでお話してきたとおり、我が家は50平米程度の狭いマンションです。有名デザイナーの大胆な照明器具はまったく似合いません。

あれは空間がたっぷりあって天井もそれなりに高くないと、はえないのではないかとつねづね思っています…。

我が家のように、天井も低く、広さもない一般的な日本のマンションであかりにこだわりたいと思ったら、ちいさな照明器具を選ぶのがおすすめです。

ポイントは部屋の個性や用途に合わせ、デザインやあかりを使い分けること。

◇Asami's Answer◇せまいマンションのインテリアをグレードアップさせたいなら「照明」にこだわる

■リビングの照明はモロッコ風のガラスランプ

我が家で使用している照明をご紹介しましょう。

まずリビング。この部屋にも以前シーリングライトが備え付けられていました。

わたしは蛍光灯のような明るすぎる青い光だと落ち着かないので、モロッコ風のガラスのランプにかえました。

リビングのライトはこのふたつ。モロッコ風のガラスのライトは旅先で購入。

これは本来、オブジェ的な位置付けの商品なので光量が全然足りないのですが、それはそれ。

夜にはグリーンのガラスから光が漏れて、とても雰囲気がありきれいなんです。朝の光の中では観葉植物のグリーンとも爽やかにマッチします。

フロアライトはトラックのもの。

光量を補うために、フロアライトもリビングに置いています。これは壁やオブジェに光をあて、その反射で明るさを楽しむためのもの。

夜はこんな風に壁に当てて使います。

このフロアライトだけでも十分な明るさがあるので、日によってはこれだけの日もあります。ゆったり音楽を聴いたり、お酒を飲むのにぴったりです。

■ダイニングはホワイトで清潔感を

食事をするダイニングは清潔感が重要なので、ホワイトのホーロータイプの照明器具をチョイス。お手入れも簡単。明るい白熱球をつけています。

ダイニングの照明はホワイト。トップライトは清潔感のあるホーロー素材。PFSで購入。

そしてテーブルの上には、ちいさなテーブルライトを置いています。こちらもカラーはホワイト。

テーブルライトはアイアン。自分でホワイトにペイントしました。

たまに天井のあかりを消して、このライトだけで食事をしたり、ろうそくのあかりをプラスすることもあります。いつもと雰囲気がかわって、非日常感を楽しむことができます。

■仕事部屋はブラックとアイアンがテーマ

いっぽう仕事部屋は、ブラックとアイアンを基調に、トップライトもデスクスタンドも硬質なイメージ。明るさも、仕事がはかどる光量を心がけています。

仕事部屋の照明はこのふたつ。どちらもアイアンかつブラックで引き締まった硬質なイメージに。トップライトはアクメで購入したオリジナル。

デスクスタンドはジェルデ社のもの。

■ベッドスペースはプライベート空間を意識

ベッドスペースはよりプライベート空間を意識した、ステンドグラスの照明に。

ベッドスペースはステンドグラスからの優しい灯りに。これは知人から頂いた手作り。

寝る前にちょっと読書をするなどのリラックスする時間は、優しいあかりが近くにあるとほっとしますよね。わたしの場合、ベッドにはいるとすぐ眠くなるので、明るさを楽しむ余裕はほとんどないのですが…。(笑)

◇Asami's Answer◇場所ごとにテーマをかえて、テイスト、カラー、明るさも意識してみる

いかがでしたでしょうか?

これ以外にもベランダにテーブルを出して、お酒を飲んだりする春や秋には、アウトドア用のランプを愛用しています。

シチュエーションや気分、季節によって照明を使い分けるには、おおきくて立派なものよりも、ちいさなものを組み合わせる方が簡単かつ便利。

もちろん最新鋭のいまどき家電なら、スイッチひとつでいろいろできるのかもしれません。けれど、照明もインテリアのひとつとして楽しみたいわたしには、ちいさなものをいろいろの方がしっくりきます。

照明は決して高いものではないので、イメージを膨らませて、自由に取り入れてみてくださいね。

(坪田あさみ)

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