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医師「なるべく避けてください」→実は『睡眠の質』を下げている…寝る前にやりがちな“3つのNG習慣”とは?【医師が解説】

  • 2025.6.14
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出典元:photoAC(※画像はイメージです)

眠りたいのに、なかなか眠れない…そんな夜、あなたにはありませんか?朝起きた時にスッキリしないと感じるなら、もしかしたらそれは寝る前の習慣が影響しているかもしれません。今回は医師が解説する、睡眠の質を下げる「寝る前のNG習慣」についてお伝えします。

暗闇のなかでも光をもとめる?スマホの “光毒性”

寝る前にスマホを見てしまう…この習慣が意外にも睡眠に悪影響を及ぼしていることをご存知でしょうか?

その最大の原因は、「ブルーライト」と呼ばれる光にあります。

ブルーライトは太陽光にも含まれる青色の光で、昼間に活動を促進させる役割があります。

しかし、この光を夜間でも浴び続けると、体内時計が狂い始め、眠気を司るホルモン「メラトニン」の分泌を妨げることがわかっています。結果として、寝つきが悪くなり、質の良い睡眠が得られなくなります。

整体でも注意!寝る前のストレッチや過度の運動

寝る前のリラックスとしてストレッチを選ぶ人も多いでしょう。

しかし、要注意なのはその強度です。過度なストレッチやスクワットなどの激しい運動はかえって逆効果になることも。

体温が上がりすぎると、その後に体温が低下する時間が遅れてしまい、睡眠への移行がスムーズにいかなくなります。よりリラックスさせるためには、ごく軽いストレッチやゆったりしたヨガポーズなどによって、心と体を落ち着けることが大切です。

睡眠の大敵!夜食やカフェインを含む飲み物

眠る前に何かを食べたくなること、ありますよね。

しかし、寝る前の食べ物選びには思わぬ落とし穴があります。

脂っこい食品や辛いもの、そしてカフェインを含む飲み物(コーヒー、紅茶、エナジードリンク)はできるだけ避けるべき。これらは胃の活動を活発にしてしまい、消化器官が休まらないまま夜を迎えることになります。

また、すぐに消化されずにストレスホルモンを分泌する原因にもなるため、質の良い睡眠を妨げる要因となります。

完璧な睡眠のために控える習慣

質の良い睡眠を手に入れるためには、寝る前の習慣を見直すことが重要です。

スマホを置いてみる、軽いストレッチでリラックスする、カフェインや重い食べ物は避ける…そんな小さな工夫の積み重ねが、あなたの眠りを大きく変えるかもしれません。

これらの習慣を続けて、毎朝スッキリ目覚められる生活に一歩近づいていきましょう!


監修者:浅草橋西口クリニックMo 頴川 博芸

静岡県沼津市出身。日本大学医学部中退、東海大学医学部卒業、順天堂大学大学院医学研究科修了。順天堂大学医学部附属静岡病院で初期臨床研修修了後、順天堂大学医学部附属順天堂医院、越谷市立病院、順天堂大学医学部附属練馬病院などを経て現在は浅草橋西口クリニックMo院長、順天堂大学医学部附属順天堂医院食道・胃外科非常勤助手。資格は日本専門医機構外科専門医、日本温泉気候物理医学会温泉療法医、日本医師会認定産業医など。趣味は旅行。