1. トップ
  2. ファッション
  3. 旅する気分で選ぶエキゾチックなオレンジ色の花々~5月1日は可憐な花と香りが幸せを運ぶ「スズランの日」~

旅する気分で選ぶエキゾチックなオレンジ色の花々~5月1日は可憐な花と香りが幸せを運ぶ「スズランの日」~

  • 2016.4.28
  • 2154 views

目が洗われるような美しい新緑の季節、もうすぐ風薫る5月です。
ゴールデンウィーク、皆さまはいかがお過ごしのご予定でしょうか。

今年は、ちょうどゴールデンウィーク直後の5月8日(日)が「母の日」にあたることから、花屋さんはどこも「母の日」モード! お母様に日頃の"ありがとう"を伝えてくれる優しい花々がたくさん並んでいますので、ぜひ足を運んでみてくださいね。

さて、前回は今の季節にぴったりな白グリーン系の爽やかなアレンジをご紹介しましたが、今回は春から初夏にうつろう季節に飾りたい、新緑のグリーンと相性が良いシトラスカラーをチョイス。インパクトのある個性的なオレンジ色の花々の組み合わせです。

花屋さんで心奪われてしまったのは、ひときわ大きなオレンジ色の花 「フリチラリア」!この花を見た瞬間、心はもうエキゾチックな国へ飛んでいました(笑)。そこで、家の中でもちょっといた旅気分を味わえる、ミントティー用のモロッコグラスをあしらって、モロッコ風なコーディネートに。旅するように花を選んだり、あしらったり。夏に向かうこれからの季節は、リゾートを妄想しながら花を飾ると楽しいですよ♪

フリチラリア、この1本だけでも十分な存在感、空間を支配する迫力があります。これだけ個性が強いと、横並びに他の花を合わせるのはかなり難しいですが、目線が外れる足元に、同じく個性的なオレンジ色の花々を集めれば、そこに1枚の絵が出来上がります。今が旬の「マリーゴールド」と、これからシーズンがはじまる「ダリア」をチョイスしましたが、切花に限らず、中東の乾いた空気を連想させるような、流行の多肉植物やサボテンなどと合わせても似合うと思います。

たまたま今オランダを旅している友人から、かの有名なキューケンホフ公園の写真が送られてきて、「この変わった花は何?」という質問が飛んできました。いっせいに咲き乱れるチューリップの合間から、にょきにょきっと咲いているこの花こそフリチラリアです。春のガーデンを彩る花として人気の高い球根花です。

友人から送られてきたキューケンホフ公園の写真

何とも不思議な風貌の花ですが、日本でも3月頃花屋さんに並ぶ「貝母百合(バイモユリ)」や、これから高山に咲く「黒百合」が仲間とされています。草丈が20~30㎝ほどの可憐なこれらの花と、大型種は1mを越すといわれるフリチラリアでは到底同じ種とは思えませんが、下にうつむくように咲く鐘型の花、という点は同じ。この大型の「フリチラリア・インペリアリス」は、イラン、トルコ、ヒマラヤなど西アジアが原産地、インぺリアス、という名のごとく皇帝の威厳がありますね。


**************
エキゾチックなオレンジ色の花々のあしらい

【材料】
フリチラリア 1本
ダリア・ピーチインシーズン 1本
マリーゴールド 2~3本
フラワーベース 高さのあるもの1点(画像の花器は高さ25㎝、口元は直径7㎝)、小さな花器やグラスを複数
切花栄養剤の小袋 1~2袋 ※最近は花屋さんで小袋をつけてくれるところが増えています
空の500mlのペットボトル 1本

【作り方とアレンジのコツ】
1. 空の500mlのペットボトルを活用して、切花栄養剤の小袋を1袋入れて希釈した水を用意し、それぞれのフラワーベースの7分目くらいまで水を入れます。
2. 背の高い器にフリチラリアを入れます。水に浸かる部分の葉は取り除きますが、四方に広がる葉も美しいので活かします。
3. 小さな花器やグラスに、ダリアやマリーゴールドを挿し、バランスよく配置します。どちらも花顔が大きな花ですので、小さな器の場合は、口元に花がどんと乗っかる感じに活けます。マリーゴールドの脇芽の蕾がついた茎はやや折れやすいですが、葉も蕾も美しいので花の間にあしらっていきましょう。出来上がり!

**************

フリチラリアのような長さのある花と器の関係は、基本的には器の高さ:花の長さ=1:2がバランス良いとされます。が、ここまで個性の強い花の場合、その1:2のバランスからややはみでてさらに少し長く......なちょっとしたアンバランスが、花の持つ妖しい魅力を引き立たせます。また、真っ直ぐな茎より、冒頭の画像のように少しうねったラインの花を選んだ方が、いっそうセクシーで素敵です(笑)。

ダリアについては先々ご紹介する機会があると思いますので、マリーゴールドについて少し。その名も「聖母マリアの黄金の花」の意を持つキク科の花で、花壇の花のイメージですが、最近は切花用にも出回るようになりました。鮮やかな花色からも想像されるように、太陽の国メキシコが原産地。メキシコでは、映画『007 スペクター』の最初のシーンの舞台となった、「死者の日」の祝祭を彩る花として大量に栽培されているそうです。

また、この季節に美しいジューシーなオレンジの花をもうひとつご紹介しましょう。
「オーニソガラム」という白い花をご覧になったことがあるかもしれません。そのオーニソガラムのオレンジ色になります。ユリ科の球根植物で、地中海沿岸~西アジア、アフリカに分布。エキゾチックな雰囲気が似合うわけですね。英名は「スター・オブ・ベツレヘム」、この星型に咲く花が、キリスト誕生の夜に光り輝いた"ベツレヘムの星"に例えられたからだそうです。また、非常に花持ちが良いことから、「花屋殺し」なんていう異名も。物騒な呼び名ですが、ちょうど花を習い始めた頃に教わったので、今でも忘れられずにいます(笑)。フリチラリアよりは手に入りやすい花ですので、ぜひ探してみてくださいね。


**************
そして、5月1日の日曜日、今週のウィークエンドはJour de Muguet、「スズランの日」!
フィガロ読者の方でしたら、フランスの素敵な伝統行事、きっとご存じですよね。

画像左の⽩い花・利休梅、右・スズラン

フランスでは、5月1日に愛する人、お世話になっている人や家族へスズラン(仏語ではミュゲ)の花束を贈ります。この日は街中にたくさんのスズラン売りの人がいるそう! 贈られた人だけでなく、贈った人にも幸福が訪れるといわれています。

手に取ってみると、茎も細くて花も本当に真っ白で小さくて、いかに繊細で可憐な花であるかよくわかりますが、このスズランを束ねたブライダルブーケこそ最も贅沢なブーケと言われています。記憶に新しいところでは、2011年に行われた英国王室・ウィリアム王子とキャサリン妃の結婚式。世界中がため息した美しきキャサリン妃の手に持たれていた純白のブーケはまさに、スズランが使われたブーケでした。

スズランは、バラ・ジャスミンとともに「三大フローラルノート」と言われています。スズランの清らかで甘い香りは、今この瞬間だけの奇跡の贈り物。幸せを運ぶ香りを、ぜひ感じていただきたいのです。大切な人のために、そしてご自身のハッピーのために、ウィークエンドにはスズランの花を♪

そしてそして、5月5日端午の節句の菖蒲の花&菖蒲湯、5月8日母の日のフラワーギフトもお忘れなく!!
ではでは皆さま、花と素敵なゴールデンウィークを。

<INFORMATION>

花の国日本協議会では、昨秋より本格的に

「WEEKEND FLOWER」企画をスタート!

家族や友人が集う食卓に、1週間がんばったご褒美に。ウィークエンドに花があるだけで、会話がはずんだり、笑顔が増えたり、心がほっとしたり。"日常の素敵"――花のある暮らしを提案します。


◆facebookページもよろしくお願いします!
https://www.facebook.com/weekendflower/

◆WEEKEND FLOWER 公式サイト
http://www.floweringjapan.com/weekendflower/

元記事を読む