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産後に再就職したママに聞いた! 役立つ資格と役に立たない資格

  • 2016.4.27
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結婚や出産を機に退職し、子育てが落ちついてから再就職を考えるママにとって、「資格」は気になるテーマのひとつ。再就職に役立つ資格があれば、子育て中に勉強しておきたいですよね。

© YakobchukOlena - Fotolia.com

そこで今回は、実際に役立った資格とあまり意味がなかった資格について、産後に再就職をしたママに聞いてみました。

■英検よりTOEICが有利?

グローバル化やオリンピックの開催もあり、英語力のある人材が求められています。しかし、「英検は1級でないと意味がない」と語るのは、現在はパートとして働くSさんです。

「英検はそれほど重視していない会社が多く、2級程度では門前払い。求人情報を見ても、英語を使った仕事ならTOEIC800点以上が必須といった条件を設けているところもありました」

Sさんは英語がペラペラでも書類の上では英検2級としか書けないので、その能力を履歴書などで証明することは難しいといいます。まずは書類選考で勝ちぬけるよう、現在はTOEICのスコアアップに挑戦しているそうです。TOEICは年に10回、試験を実施しているので、実力を試してみるのもいいかもしれませんね。

■すぐに採用される資格とは?

不動産会社に再就職したUさんは、子育て中にとった宅建(宅地建物取引士)が役立ったといいます。

「独身時代はメーカー勤務。不動産業の経験がないからダメかな、と思ったけれど、いまの会社に雇ってもらえました」

不動産系の会社では、この資格がないとできない仕事もあります。法律系の資格のなかでは独学でも合格しやすいといわれているので、子どもが学校へ行っているあいだに勉強しておくのもよさそうですね。

■資格をたくさん持っていても意味がない?

独身時代から勉強することが好きで、さまざまな資格をとっていたOさん。履歴書にもたくさん書けるから再就職しやすいと思っていたそうです。

「でも、私がとった資格は実務経験がないと採用されにくいようで…。簿記3級と医療事務系の資格は、ブランクなく働いている人たちにはかないませんでした」

それでも、数ある資格のなかで役に立ったのは、「秘書検定」と「大型自動二輪免許」なのだとか。

「秘書検定1級をもっていますが、だからといって秘書になれるわけではありません。そもそも、求人自体が少ないですしね。でも、ビジネスマナーやお辞儀の所作など、面接にも役立つことを学べたおかげで、いまの会社に再就職できたのかもしれません。

大型自動二輪免許も仕事に直接役立ったわけではないのですが、履歴書を見た担当者が驚いて、話がはずむこともありました。人事の人は一度にたくさんの人の面接をするわけですから、少しでも印象に残ることは大事だと思います」

志望する職種と関係がない資格でも、思わぬところで役立つことがあるとは…。上手にアピールすることができれば、面接を突破できるかもしれませんね。

企業は即戦力を求めているので、ブランクのあるママはほかの求職者と比べると不利になることがあります。そんなときでも、アピールの材料となるのが資格です。実務経験がないと採用されにくいものもありますが、まずはパートや派遣で経験を積むという手も。せっかくとった資格を無駄にすることなく、スキルアップする方法も考えていきましょう。

(丸部りぃ)

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