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人見知りの高校生がアメリカへ。留学、仕事、恋愛、国際結婚を通して見つけた、自分に嘘をつかない自分らしい生き方とは?

  • 2025.4.25
人見知りだった僕がアメリカで9年暮らして見つけた 超自分軸で夢を叶える39のルール はるき/KADOKAWA
人見知りだった僕がアメリカで9年暮らして見つけた 超自分軸で夢を叶える39のルール はるき/KADOKAWA

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アメリカでは「言わなければ伝わらない」瞬間が日常のあちこちに転がっている。多様な人種や文化、そしてさまざまな家庭環境の人々が入り混じって暮らしている国だからこそ、常に何を感じ、何を考えているのかを言葉にして発信する必要がある。

本書『人見知りだった僕がアメリカで9年暮らして見つけた 超自分軸で夢を叶える39のルール』(KADOKAWA)は、留学YouTuberとして人気を博し現在はVloggerである、はるき氏の初エッセイ。仕事、留学、恋愛、国際結婚……9年間のアメリカ生活を通して学んだ、自分軸で生きる方法について語っている。

留学経験を通してまず実感したのは、アメリカでは自分の意見を求められること。例えば映画を観ただけでも、アメリカの友人たちは映画の上映時間よりも長い時間をかけてディスカッションする。しかも映画館の前で。

おそらく、最初から映画の観方が違うのだという。彼らは映画に没入する。自分とコネクションするキャラクターを見つけて、その人物になりきる。だから「あのシーン、自分だったらこうするのに」とか「なんで、あそこでアイツはこんなことしたんだろう」と話していることが多い。常に「自分だったらどうする?」と問いかけている。そもそも英語がそれほどうまく話せず、しかもアクションなど深い感想を持ちにくい映画を見るときには苦労をしたそうだ。

また、授業の受け方も違う。日本の授業やテストでは、書き手の言いたいことを読み取ることが求められる。しかしアメリカでは自分の意見を求められる。「自分の言っていることが間違っていたらどうしよう」「人前で自分の意見を言うのは恥ずかしい」と感じることもあったそうだが、常に自分が何を考えているのかを問われることで、自分に嘘をつかずに生きるにはどうすればいいのかを考え抜き知見を獲得していったとか。

また、はるき氏の発信で人気だったのが国際恋愛の過程を発信し実際に結婚した夫婦の仲睦まじい動画である。ただし2024年9月に離婚。本書では元妻から学んだ大切なことや、YouTuberとして表舞台に出ながらも夫婦生活を送る難しさと葛藤、これからのチャレンジについても語っている。

等身大で語るはるき氏のエッセイには、異文化生活の魅力がギュッと詰まっている。自分らしさに悩んでいる人も、海外に興味がある人も、もちろん著者のファンも、多くの人が楽しめるだろう。

本書を手に取り、恥ずかしいという感情も、他人軸も、完璧主義も捨てて、本当の自分らしさと向き合ってみてはいかがだろうか。

はるき●NY Vlogger。1997年生まれ、兵庫県出身。16歳で初めて渡米。ホームステイをきっかけにアメリカ文化が好きになり、日本の高校卒業後ニューヨーク州立大学へ入学、2020年卒業。YouTubeチャンネルでは、愉快な友達とのVlogをニューヨーク、ニュージャジーから配信しており、国際恋愛、日常Vlog、ヘアーカット動画は100万回以上再生され人気コンテンツに。また日本人学生向けの奨学金「8ファンド」を設立するなど、日本の若者へ海外留学の機会を増やす活動も行っている。

YouTube:https://www.youtube.com/@HarukiAnoku

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