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ほめる言葉がけのコツを使ったら、子どもとの会話のキャッチボールが増えた!

  • 2025.4.25
会話のキャッチボールが増えました (C)島村華子、てらいまき/KADOKAWA
会話のキャッチボールが増えました (C)島村華子、てらいまき/KADOKAWA

日々の暮らしの中で困っていた子どもの行動が、親の「言葉がけ」で変わる!

3歳と2歳の兄妹を育てる新米夫婦のマコさんとユウさん。一筋縄ではいかない育児にしんどさを感じていたなか、「モンテッソーリ教育」「レッジョ・エミリア教育」のスペシャリスト島村華子先生のアドバイスによって、新たな視点や気づきを得られ気持ちがとてもラクに!

「言葉がけ」で変わる子どもの反応に感動し、子どもの心のなかが少し理解できてイライラが減少。子育てがラクになり、肩の力を抜くことができるヒントがいっぱいです。

※本記事は島村華子監修、てらいまき著の書籍『モンテッソーリ教育の研究者に学ぶ 子育てがぐっとラクになる「言葉がけ」のコツ』から一部抜粋・編集しました。

登場人物

主人公のマコ (C)島村華子、てらいまき/KADOKAWA
主人公のマコ (C)島村華子、てらいまき/KADOKAWA

マコ:根がまじめで、「自分はこれでいいのかな?」と不安になりながら、子育て中のお母さん。

きょうりゅうが大好きなアララ (C)島村華子、てらいまき/KADOKAWA
きょうりゅうが大好きなアララ (C)島村華子、てらいまき/KADOKAWA

アララ:きょうりゅうが大好きな3歳半。あまり言うことを聞いてくれない。

幼児教育の教員育成に携わる華子先生 (C)島村華子、てらいまき/KADOKAWA
幼児教育の教員育成に携わる華子先生 (C)島村華子、てらいまき/KADOKAWA

華子先生:島村華子先生。子どもに対する絶対的な尊敬・尊重を基盤にする「モンテッソーリ教育」「レッジョ・エミリア教育」についてくわしい児童発達学の研究者。上智大学卒業後、カナダのモンテッソーリ幼稚園での教員生活を経て、オックスフォード大学で博士号を取得(児童発達学)。現在はカナダの大学にて幼児教育の教員育成に携わる。

華子先生のアドバイスで、子どもの行動を言葉にして描写する『パラレルトーク』を習得したマコさんでしたが、ほめ方がワンパターンになってしまい困っていました…。

やっぱり、ほめ言葉が見つからない。

ほめ方レベルアップ (C)島村華子、てらいまき/KADOKAWA
ほめ方レベルアップ (C)島村華子、てらいまき/KADOKAWA
他に思いつかないんだもん (C)島村華子、てらいまき/KADOKAWA
他に思いつかないんだもん (C)島村華子、てらいまき/KADOKAWA
すばらしいですよ! (C)島村華子、てらいまき/KADOKAWA
すばらしいですよ! (C)島村華子、てらいまき/KADOKAWA
会話を楽しむキッカケにすぎないので (C)島村華子、てらいまき/KADOKAWA
会話を楽しむキッカケにすぎないので (C)島村華子、てらいまき/KADOKAWA
コツがあれば教えてください (C)島村華子、てらいまき/KADOKAWA
コツがあれば教えてください (C)島村華子、てらいまき/KADOKAWA
夢中で描いていたとしたら (C)島村華子、てらいまき/KADOKAWA
夢中で描いていたとしたら (C)島村華子、てらいまき/KADOKAWA
絵に集中して描いていたね! (C)島村華子、てらいまき/KADOKAWA
絵に集中して描いていたね! (C)島村華子、てらいまき/KADOKAWA
すごく大事だ! (C)島村華子、てらいまき/KADOKAWA
すごく大事だ! (C)島村華子、てらいまき/KADOKAWA
一番好きな色は? (C)島村華子、てらいまき/KADOKAWA
一番好きな色は? (C)島村華子、てらいまき/KADOKAWA
ほめる言葉がけ (C)島村華子、てらいまき/KADOKAWA
ほめる言葉がけ (C)島村華子、てらいまき/KADOKAWA
カラフルな丸がたくさん描いてある~ (C)島村華子、てらいまき/KADOKAWA
カラフルな丸がたくさん描いてある~ (C)島村華子、てらいまき/KADOKAWA
うれしい! (C)島村華子、てらいまき/KADOKAWA
うれしい! (C)島村華子、てらいまき/KADOKAWA

華子先生のアドバイス:プロセスを認める

子どもをほめてはいけないということではありません。大切なのは、「ほめるべきかどうか」ではなく、「何に注目して、どのようにほめるべきなのか」です。子どもの努力やがんばった過程に焦点を当てた「プロセスほめ」を心がけましょう。成果や子どもの性格、能力を称賛するのではなく、途中経過をよく観察し、認めて声をかけることで、子どもは挑戦を恐れないこと、失敗すること、興味を持つこと、努力することを楽しむことを学ぶことができるのです。このような姿勢は「グロースマインドセット」と呼ばれ、努力や工夫によって、人は無限の可能性を持っていると信じる心のあり方を指します。子どもは自分で自分の限界を決めたり、失敗してもすぐにあきらめたりしないので、外的評価の奴隷にならずに済むのです。

監修=島村華子、著=てらいまき/『モンテッソーリ教育の研究者に学ぶ 子育てがぐっとラクになる「言葉がけ」のコツ』

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