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何を聞いても「わからない」と答えていた子どもが、顔を輝かせた質問

  • 2025.4.23
うれしそう (C)島村華子、てらいまき/KADOKAWA
うれしそう (C)島村華子、てらいまき/KADOKAWA

日々の暮らしの中で困っていた子どもの行動が、親の「言葉がけ」で変わる!

3歳と2歳の兄妹を育てる新米夫婦のマコさんとユウさん。一筋縄ではいかない育児にしんどさを感じていたなか、「モンテッソーリ教育」「レッジョ・エミリア教育」のスペシャリスト島村華子先生のアドバイスによって、新たな視点や気づきを得られ気持ちがとてもラクに!

「言葉がけ」で変わる子どもの反応に感動し、子どもの心のなかが少し理解できてイライラが減少。子育てがラクになり、肩の力を抜くことができるヒントがいっぱいです。

※本記事は島村華子監修、てらいまき著の書籍『モンテッソーリ教育の研究者に学ぶ 子育てがぐっとラクになる「言葉がけ」のコツ』から一部抜粋・編集しました。

登場人物

主人公のマコ (C)島村華子、てらいまき/KADOKAWA
主人公のマコ (C)島村華子、てらいまき/KADOKAWA

マコ:根がまじめで、「自分はこれでいいのかな?」と不安になりながら、子育て中のお母さん。

きょうりゅうが大好きなアララ (C)島村華子、てらいまき/KADOKAWA
きょうりゅうが大好きなアララ (C)島村華子、てらいまき/KADOKAWA

アララ:きょうりゅうが大好きな3歳半。あまり言うことを聞いてくれない。

幼児教育の教員育成に携わる華子先生 (C)島村華子、てらいまき/KADOKAWA
幼児教育の教員育成に携わる華子先生 (C)島村華子、てらいまき/KADOKAWA

華子先生:島村華子先生。子どもに対する絶対的な尊敬・尊重を基盤にする「モンテッソーリ教育」「レッジョ・エミリア教育」についてくわしい児童発達学の研究者。上智大学卒業後、カナダのモンテッソーリ幼稚園での教員生活を経て、オックスフォード大学で博士号を取得(児童発達学)。現在はカナダの大学にて幼児教育の教員育成に携わる。

今日何をしたか答えない子への、言葉がけ。

保育園どうだった~? (C)島村華子、てらいまき/KADOKAWA
保育園どうだった~? (C)島村華子、てらいまき/KADOKAWA
答えてもらったことはない… (C)島村華子、てらいまき/KADOKAWA
答えてもらったことはない… (C)島村華子、てらいまき/KADOKAWA
ずいぶんざっくりだなあ (C)島村華子、てらいまき/KADOKAWA
ずいぶんざっくりだなあ (C)島村華子、てらいまき/KADOKAWA
細かく絞りましょう (C)島村華子、てらいまき/KADOKAWA
細かく絞りましょう (C)島村華子、てらいまき/KADOKAWA
さらに具体的にするのがポイントです (C)島村華子、てらいまき/KADOKAWA
さらに具体的にするのがポイントです (C)島村華子、てらいまき/KADOKAWA
当てっこクイズも楽しいですよ (C)島村華子、てらいまき/KADOKAWA
当てっこクイズも楽しいですよ (C)島村華子、てらいまき/KADOKAWA
期待してます! (C)島村華子、てらいまき/KADOKAWA
期待してます! (C)島村華子、てらいまき/KADOKAWA
期待値を下げてください (C)島村華子、てらいまき/KADOKAWA
期待値を下げてください (C)島村華子、てらいまき/KADOKAWA
絆も強まるんです! (C)島村華子、てらいまき/KADOKAWA
絆も強まるんです! (C)島村華子、てらいまき/KADOKAWA
気がラクだ (C)島村華子、てらいまき/KADOKAWA
気がラクだ (C)島村華子、てらいまき/KADOKAWA
一番おいしかったおやつは~ (C)島村華子、てらいまき/KADOKAWA
一番おいしかったおやつは~ (C)島村華子、てらいまき/KADOKAWA
答えが返ってきた… (C)島村華子、てらいまき/KADOKAWA
答えが返ってきた… (C)島村華子、てらいまき/KADOKAWA

華子先生のアドバイス:質問をして子どもの考える力を刺激する

子どもと会話をすることは、言語や考える力の発達に役立つばかりでなく、親子の絆を深めるためにも大切なことです。「うん」「いいえ」で終わるような質問(例:「楽しかった?」)よりも、自由回答形式の質問(例:「どうしてそうしようと思った?」)をすることで、子どもの考えを広げたり、自分の思いを伝えることに自信を持てるようになります。子どもの年齢や言語の発達具合にもよりますが、最上級形容詞を使ってさらに絞った質問のほうが答えやすい場合もあります(例:「一番おいしかったのは何?」)。ただし、幼児であれば、会話のキャッチボールが続かないことは想定の範囲内です。無理矢理に会話を続けようとはせず、子どもの発言に興味を示しながら、楽しく対話をすることを心がけましょう。

監修=島村華子、著=てらいまき/『モンテッソーリ教育の研究者に学ぶ 子育てがぐっとラクになる「言葉がけ」のコツ』

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