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大人は悪いときだけ怒りがち。子どもがいいことをしているときにほめる!

  • 2025.4.21
いいときにほめましょう! (C)島村華子、てらいまき/KADOKAWA
いいときにほめましょう! (C)島村華子、てらいまき/KADOKAWA

日々の暮らしの中で困っていた子どもの行動が、親の「言葉がけ」で変わる!

3歳と2歳の兄妹を育てる新米夫婦のマコさんとユウさん。一筋縄ではいかない育児にしんどさを感じていたなか、「モンテッソーリ教育」「レッジョ・エミリア教育」のスペシャリスト島村華子先生のアドバイスによって、新たな視点や気づきを得られ気持ちがとてもラクに!

「言葉がけ」で変わる子どもの反応に感動し、子どもの心のなかが少し理解できてイライラが減少。子育てがラクになり、肩の力を抜くことができるヒントがいっぱいです。

※本記事は島村華子監修、てらいまき著の書籍『モンテッソーリ教育の研究者に学ぶ 子育てがぐっとラクになる「言葉がけ」のコツ』から一部抜粋・編集しました。

登場人物

主人公のマコ (C)島村華子、てらいまき/KADOKAWA
主人公のマコ (C)島村華子、てらいまき/KADOKAWA

マコさん:根がまじめで、「自分はこれでいいのかな?」と不安になりながら、子育て中のお母さん。

マイペースで食いしん坊なユララ (C)島村華子、てらいまき/KADOKAWA
マイペースで食いしん坊なユララ (C)島村華子、てらいまき/KADOKAWA

ユララちゃん:マイペースで食いしん坊な2歳児。気の強さを感じて、ママのマコは心配。

幼児教育の教員育成に携わる華子先生 (C)島村華子、てらいまき/KADOKAWA
幼児教育の教員育成に携わる華子先生 (C)島村華子、てらいまき/KADOKAWA

華子先生:島村華子先生。子どもに対する絶対的な尊敬・尊重を基盤にする「モンテッソーリ教育」「レッジョ・エミリア教育」についてくわしい児童発達学の研究者。上智大学卒業後、カナダのモンテッソーリ幼稚園での教員生活を経て、オックスフォード大学で博士号を取得(児童発達学)。現在はカナダの大学にて幼児教育の教員育成に携わる。

歩きながらウロウロする子への、言葉がけ。

食事が終わってないのに (C)島村華子、てらいまき/KADOKAWA
食事が終わってないのに (C)島村華子、てらいまき/KADOKAWA
注意するのにも疲れてきて… (C)島村華子、てらいまき/KADOKAWA
注意するのにも疲れてきて… (C)島村華子、てらいまき/KADOKAWA
まだ理解していないから (C)島村華子、てらいまき/KADOKAWA
まだ理解していないから (C)島村華子、てらいまき/KADOKAWA
選択肢を示すのもひとつの手ですね (C)島村華子、てらいまき/KADOKAWA
選択肢を示すのもひとつの手ですね (C)島村華子、てらいまき/KADOKAWA
言葉がけのコツがあるんです (C)島村華子、てらいまき/KADOKAWA
言葉がけのコツがあるんです (C)島村華子、てらいまき/KADOKAWA
投げずに遊んでいるときは? (C)島村華子、てらいまき/KADOKAWA
投げずに遊んでいるときは? (C)島村華子、てらいまき/KADOKAWA
大人は悪いときにだけ怒りがちなんです (C)島村華子、てらいまき/KADOKAWA
大人は悪いときにだけ怒りがちなんです (C)島村華子、てらいまき/KADOKAWA
座って食べているときは (C)島村華子、てらいまき/KADOKAWA
座って食べているときは (C)島村華子、てらいまき/KADOKAWA
目からウロコがこぼれております (C)島村華子、てらいまき/KADOKAWA
目からウロコがこぼれております (C)島村華子、てらいまき/KADOKAWA
みんなで食卓囲めるのうれしいな~ (C)島村華子、てらいまき/KADOKAWA
みんなで食卓囲めるのうれしいな~ (C)島村華子、てらいまき/KADOKAWA
境界線もしっかり引いた (C)島村華子、てらいまき/KADOKAWA
境界線もしっかり引いた (C)島村華子、てらいまき/KADOKAWA
歩き食べしてないな… (C)島村華子、てらいまき/KADOKAWA
歩き食べしてないな… (C)島村華子、てらいまき/KADOKAWA

華子先生のアドバイス:境界線とポジティブな言葉がけ

幼児は、自分の行動の境界線を無意識に探しています。制限をかけると、子どもを傷つけるのではと心配になる親御さんもいるでしょう。しかし、実際は明確な境界線がないと、幼い子どもは逆に不安になります。モンテッソーリ教育でも、「制限のある自由」が大切にされています。自分の行動が周囲に与える影響を理解し、共存するためにも、自由には責任が伴うということを幼いうちから子どもに伝えています。子どもが安心して、行動のよし悪しを理解するためには、愛情を持って、かつ一貫して子どもにおうちのルールを伝えていくことが大切です。また、大人は子どもの「できないこと」に注目しがちです。できていること、やらなくなったことにも気づける視点を持ち、ポジティブな言葉がけを実践していきましょう。

監修=島村華子、著=てらいまき/『モンテッソーリ教育の研究者に学ぶ 子育てがぐっとラクになる「言葉がけ」のコツ』

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