1. トップ
  2. レシピ
  3. 春は腸が疲れる季節…管理栄養士が教える「今が旬の腸活フード」とは

春は腸が疲れる季節…管理栄養士が教える「今が旬の腸活フード」とは

  • 2016.4.22
  • 12347 views

春は陽気も良くなり、新たな出会いがあるなど嬉しいこともたくさんありますが、一方で周りの環境が変化したり、歓迎会や行楽で食生活が乱れたりと、体調を崩しやすい時期でもあります。

食生活の乱れに精神的なストレスが重なり、腸内環境も影響を受けやすいです。

そこで今回は、管理栄養士の筆者が、“今の季節に行っておきたい腸活”をテーマに春のオススメ旬食材を一挙ご紹介します。

 

■旬がわかりにくい時代からこそ、改めて旬を意識したい

今は昔と違い、農業技術の発達やハウス栽培などで季節に関係なく一年中いろんな野菜が手に入るようになりました。しかし、そんな中でも旬を意識して食事をとることは大切です。

旬の食材を食べることで、より季節の変化を感じながら食事を楽しむことができ、心の安らぎにつながります。

さらに、同じ食材でも旬の時期にとれるものはそれ以外の季節のものより“栄養価が高い”のです。改めて忘れがちな旬を意識することで、健康作りにも役立ちます。

 

■今とりたい「腸活春食材」たち

春は冬が明けていろんな植物が芽吹きはじめる季節です。そんな季節の野菜で腸活に役立つ食材として、ごぼう、たけのこ、アスパラガスが特におすすめ。

これらの食材の共通点は、食物繊維が豊富なところ。食物繊維は直接的に栄養にはなりませんが、腸内で水分を吸って膨らみ、排便を円滑にしてくれます。

これによって腸の中がキレイに保たれ、善玉菌が棲みやすい環境が作れるので、腸内環境を良好に保つことができます。

 

■料理のアレンジもバリエーション豊かに

(1)ごぼう

この時期に出回る新ごぼうは冬の時期のごぼうよりも若いごぼうなです。実が柔らかく風味も優しいので、サッと火を通すだけで食べやすい食材ですよ。定番のきんぴらはもちろん、軽く茹でればサラダにも最適です。

(2)たけのこ

定番のたけのこご飯にしても美味しいですし、わかめと煮て若竹煮にすれば、わかめの食物繊維が加わってさらに整腸効果が期待できます。

(3)アスパラガス

アスパラガスは洋の食材の印象が強いですが、和の調味料とも良く合います。焼いてから出汁、みりん、醤油の漬け汁に浸して焼きびたしにしても美味しくいただけますよ。

 

いかがでしたか? 体や心が疲れて余裕がない時は食事もおろそかにしがちですが、そういう時こそ食を整えることで体も心も整うものです。

腸の調子と心の状態は関係しているともいわれています。ぜひ今回紹介した食材を普段の食事に取り入れて、この季節を元気に過ごす助けにしてみてください。

【筆者略歴】

※ 圓尾和紀 ・・・ 管理栄養士。総合病院勤務を経て予防医療を志し、独立。和食素晴らしさを伝える活動と、”不自然な食べもの”にあふれた環境で、定期的に身体をリセットする目的からファスティングを取り入れた生活の提案を行う。カラダヨロコブログ

【画像】

※ プロモリンク / PIXTA

の記事をもっとみる