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美白作用はビタミンCの2倍!? 楊貴妃も愛したスーパーフードとは?

  • 2016.4.19
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美しさを手に入れるためには、食べるものを厳選することも大切です。これは今も昔も変わりなく、美人たちは美容に効果的な食材を積極的に取り入れています。

© Printemps - Fotolia.com

モデルが愛用していることで知られるスーパーフード「ゴジベリー」は、世界三大美人のひとり、楊貴妃も愛した「クコの実」だということをご存知でしょうか? 長きにわたって美容食として愛される理由を紹介します。

漢方としても親しまれるクコの実

「クコの実」は、杏仁豆腐やお粥にトッピングされている、あの赤い実のことです。「不老長寿の薬」といわれ、数千年も前から薬がわりに用いられてきた歴史があります。

漢方では肝機能や免疫力の向上、血圧を下げる作用など、生活習慣病の治療に用いることもありますが、現代ではアンチエイジングや美白など美容の効能について注目されているのです。

紫外線に負けない肌を作る

資生堂の研究により、クコの実のエキスを摂取することで、美白効果があることが発見されました。紫外線によって肌が赤くなったり黒くなったりすることを抑制し、肌が黒くなってしまった場合でも、その回復を早める作用があるのだそうです。

また、化粧品などの製造・開発を手掛けるサティス製薬の研究によると、クコの実エキスの美白作用はビタミンCの2倍、抗酸化用においては6倍もの活性がみられたといいます。

これから強い紫外線を浴びる季節になるので、毎日クコの実を食べることが美白やシワの予防にも役立ちそうです。

食べ過ぎ&妊婦は要注意!

クコの実の抗酸化作用を生み出している成分のひとつに「ゼアキサンチン」という色素があります。このゼアキサンチンはブルーライトから目を守り、眼精疲労の解消や眼球を美しくするそうです。

また、クコの実は、更年期障害や月経不順といった、女性特有の症状にも効果的。これだけ優れた効果が期待できるのだからたっぷり摂取したくなりますが、食べ過ぎるとおなかを壊してしまうこともあるので注意が必要です。量は1日に10粒程度に抑えたほうがいいそう。ちなみに、楊貴妃は1日3粒のクコの実を食べていたといわれています。

また、クコの実には月経促進や早産の作用があるといわれていて、妊婦や授乳婦は避けたほうがいいとのこと。

美容や健康にいいといわれるものでも、適切な量がありますし、不向きな人もいるでしょう。「これがすごい!」という話題に振り回されず、まずは自分で情報を得て、納得したうえで取り入れていきたいですね。

(藤井蒼)

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