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「トイレへ行きたい」なんて言えない。強い腹痛に苦しんでいたら…隣の席の友人が驚きの行動に?

  • 2025.2.15

私が高校生のころのエピソードです。私は、生理中におなかを下してしまうタイプで、授業中の急な腹痛に悩まされることがしばしばありました。当時は「生理中におなかを下しやすいのは自分だけ」と思い込み、周囲にこの悩みを相談することができず……。ある授業中、おなかが痛くなってしまいピンチだったのですが、授業が始まったばかりだったということもあり、「トイレに行きたい」と言い出すことができなくて……。

ある生理中のこと、授業が始まってすぐくらいにおなかが急に痛くなりました。授業開始直後のうえ、授業にトイレに立つなんて恥ずかしいという思いを抱いていたため、「トイレに行きたい」とは言えず、冷や汗が流れているのを感じながら、痛みの波に耐えるのみ。しかし、私としてはかなりのピンチの状態でした。

すると隣の席の友だちが、「顔が真っ青だよ。具合悪いなら保健室行く?」と声をかけてくれました。「え……」と戸惑っていると、その友だちは「〇〇さん(私)が具合悪いみたいなので、保健室行ってきます」と先生に伝えてくれ、私は彼女に連れられまずはトイレへ。

その後、付き添ってくれた友だちには、実は生理中であること、生理中はおなかを下しやすくなることを打ち明けると、「私も生理中はおなかが痛くなりやすいよ」とのこと。私以外にも同じ症状の子がいたというだけで少し心が軽くなったことを覚えています。

そして生理中はおなかを下しやすくなる場合もあるということを知り、生理中はおなかを温めるために腹巻きをしたり、冷たい飲み物や消化に悪い食べ物は避けるようにしたりして、意識的に気をつけるようになりました。

その友だちとは、大人になった今も親しい関係です。あのとき助けてもらったことは今でも覚えていますし、ずっと感謝の気持ちでいっぱいです。私自身、生理に限らず、周りにつらそうな人がいたら手を差し伸べてあげたいと思った経験でした。

著者:茅野夢子/30代女性・女の子1人を育てるワーママ。娘とたまに行く回転寿司が生きがい。
作画:ちゃこ

監修:助産師 松田玲子
医療短期大学専攻科(助産学専攻)卒業後、大学附属病院NICU・産婦人科病棟勤務。 大学附属病院で助産師をしながら、私立大学大学院医療看護学研究科修士課程修了。その後、私立大学看護学部母性看護学助教を経て、現在ベビーカレンダー、ムーンカレンダーで医療系の記事執筆・監修に携わる。

※ベビーカレンダーが独自に実施したアンケートで集めた読者様の体験談をもとに記事化しています(回答時期:2024年11月)

ムーンカレンダー編集室では、女性の体を知って、毎月をもっとラクに快適に、女性の一生をサポートする記事を配信しています。すべての女性の毎日がもっとラクに楽しくなりますように!


イラスト制作者:マンガ家・イラストレーター ちゃこ

ベビーカレンダー編集部/ムーンカレンダー編集室

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