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2023年4月から始まった秋元康総合プロデュースのアイドルオーディション、 IDOL3.0 PROJECTの最終審査で惜しくもデビューが叶わなかった不合格者17名は、その後FINALISTとして再挑戦の活動にシフト。2024年10月にデビューが決まり、Rain Treeを結成し、1月29日にはデビュー曲となるデジタルシングル『I L U』が配信された。動画配信サービスLeminoでは、彼女たちがデビューをつかむまでの再挑戦を記録した密着ドキュメンタリー「Documentary of another IDOL3.0 ~不合格者17名の再挑戦の物語~」が配信されている。暗中模索だった当時、彼女たちはどんな気持ちで活動をしていたのか。デビューを控えた今、改めてドキュメンタリーで密着された日々を振り返ってもらった。
悔しさの連続からデビューへ。感情の起伏が多かった1年間
――FINALISTになってからの1年間。振り返ってどんな記憶がありますか?
鈴野みお:思い出すことはたくさんあるのですが、前半は悔しさの記憶ばかりです。WHITE SCORPIONのリリースイベントが始まったとき、私たちはそれを見ているだけでした。WHITE SCORPIONだけどんどん先に進んでいって、まずそこで“ワン悔しい”。FINALISTとしてリリースイベントに参加させていただけるようになっても、私たちは楽曲がないからトークショーや私服コーデを自分たちで企画していたんですよね。でも、WHITE SCORPIONの方にはスタッフさんが付いて、一緒にイベントを企画しているんです。それが“ツー悔しい”。そういう悔しさが積み重なっていた時期です。
――そのあたりの出来事も密着ドキュメンタリーに収められていますね。
鈴野みお:そうなんですよ。泣いてばっかりの(苦笑)。でも、そんな中で8月の「TOKYO IDOL FESTIVAL 2024」への出演は本当に嬉しいことでした。自分たちの中では快挙というか、秋元康先生から「命しか捧げるものがない」をいただいたのもこのときですね。オープニングアクトだったのでまだ少し悔しい部分はありましたけど、次はメインステージに立とうという気持ちが沸いてきました。
――密着ドキュメンタリー最大の山場と言えるのが10月8日、Rain Treeの発表ですが、このときのことはどんな記憶になっていますか?
鈴野みお:これは本当に本当に待ちに待っていた日です。いつデビューできるのか、ずっと先のことなんじゃないかって、何も分からず先が見えない中にいたときだったので、ようやく光が見えた、みたいな。でも、嬉しさと同時に、シングルごとにセレクションがあると聞いて、「あの思いをまたしなきゃいけないの?」って。胸が痛くなることばかりで、感情の起伏が激しい1年でした。だけど、それがあったおかげで、17人の団結力が強くなったし、みんなそれぞれが自分の本音を話して、本当に心から仲がいいグループになれたと思います。この先にまたセレクションがあったとしても、どんな壁があったとしても、この17人なら乗り越えられると思います。
念願のシングルデビュー、これからはWHITE SCORPIONと切磋琢磨
――オーディションの過酷さ、勝ち抜いたWHITE SCORPIONへの悔しさというのは密着ドキュメンタリーを見ると強く感じます。とは言え、これからRain Treeが向き合うのは見に来てくれる、楽曲を聴いてくれるファンの方々です。そうした状況になった今、Rain TreeにとってWHITE SCORPIONはどんな存在になっていますか?
新野楓果:もともと追いつきたい存在ではあっても、ライバルではないという気持ちはみんなにあったと思います。決してバチバチしているわけではないですね。オーディションを一緒に戦ってきた仲間だし、私たちがFAINALISTとして活動できたのもWHITE SCORPIONがいたからだし。私たちもデビューしたいと頑張れたのも、WHITE SCORPIONが色々な場所で活躍しているのを見てきたからです。だから、すごく刺激をもらえる仲間。頑張る気持ちをくれたことに感謝しています。これからはお互いがそうでありたいし、切磋琢磨して、一緒にアイドル界を盛り上げていけたらと思います。
―1stデジタルシングル『I L U』が1月29日(日)に配信リリースされます。最後に、こちらの楽曲の聴きどころを教えてください。
鈴野みお:『I L U』はキラキラしたアイドルっぽいハッピーソング。FINALISTのときにいただいた「命しか捧げるものがない」とはガラッと変わって、明るくキャッチーな、甘酸っぱいラブソングです。
新野楓果:注目は、一度聴くと耳に残る頭サビ。メンバーの佐藤莉華ちゃんがとっても可愛く歌っています。今、TikTokなどで繰り返し歌えるような曲が流行っていて、そこにも乗れる、皆さんに届きやすい曲になっています。これからのステージでたくさん歌っていきますので、ぜひ聴いて、Rain Treeのことを覚えていただけると嬉しいです。