現地時間1月30日(木)にウェールズを訪問したキャサリン皇太子妃。子ども専門のホスピス、タイ・ハファンを訪問した。
このホスピスは1999年に設立された施設。ウェールズに子どもたちのためのホスピスがないことに気がついた医師のスザンヌ・グッドールが計画、ダイアナ元妃が賛同して作られた。元妃は1997年に亡くなっているけれど、晩年にパトロンとしてこのホスピスの資金集めに取り組んでいた。パトロン職はその後チャールズ国王が引き継いだが、最近皇太子妃がこの役目につくことが決定した。
このホスピスを初めて訪れた皇太子妃。子どもたちと音楽や工作を用いたセラピーに参加した。音楽セラピーではマラカスを持って赤ちゃんに振ってみせるシーンも。また工作では、紙に手形を取るアクティビティに参加した。女の子に手に絵の具を塗ってもらった皇太子妃は、紙に手形をおすと「巨大ね!」と一言。どうやら子どもたちの手の大きさと比べてしまったよう。次に絵の具を塗る係になった皇太子妃は小さな女の子に「くすぐったい?」と尋ねていた。
訪問後、ホスピスのトップは「皇太子妃はすぐに子どもたちや家族に引き寄せられ、どの子どもたちや親たちとも充実した時間を過ごしていた」「彼女はとても自然で魅力的だった」と雑誌『ピープル』に話している。また皇太子妃が子どもたちと話すとき、いつでもすぐにしゃがんで目線を合わせていたことを指摘。「子どもたちが車椅子に乗っていればその高さ、床に座っていればその高さにしゃがんでいた」と妃の様子を語ると「私たちは皇太子妃がしゃがんだままでいられることに真剣に感動しました。楽なことではないと思います」と小さいけれど重要なポイントを称賛していた。
がんが寛解したことを公表して以来、順調に公務に復帰している皇太子妃。今年は公の場所での笑顔をたくさん見られそう。