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デトックスしながら免疫強化!きのこと梅干しの毒だしスープ|管理栄養士のレシピ

  • 2025.1.15

今年のお正月は、美味しいご馳走を楽しんだ人がいる一方で、インフルエンザなどの感染症に罹り、ハレの日を楽しめなかった方も多いのではないでしょうか。

今回は、食べすぎて身体が重い方にも、免疫力が下がっている方にもおすすめな、免疫力を高めてデトックスまで叶える簡単スープをご紹介いたします。だし汁を使わずに、低カロリーながら栄養満点◎ 体の中からスッキリ整えていきましょう。

感染対策に役立つ、梅干しの嬉しい5つの効果

1.梅酢ポリフェノールによる効ウィルス作用

梅干しに含まれる梅酢ポリフェノールには、インフルエンザウイルスを含む複数のRNAウイルスやDNAウイルスの増殖を抑制する効果が確認されています。

2.クエン酸による免疫力サポート

あのすっぱいクエン酸には、疲労回復効果や体の酸性化を防ぐ効果があります。エネルギーの代謝を促進し免疫力を高めるサポートしてくれることで、感染症の予防にも◎

3.抗菌作用

梅の風味や香りの成分でもある「ベンズアルデヒド」には、細菌やウイルスの増殖を抑える働きを持つとされています。特に、食中毒の予防や感染症対策に役立つことが研究で示唆されているため、昔からお弁当にも入れられてきました。

4.唾液分泌の促進

梅干しを食べると唾液が分泌されます。この唾液にはリゾチームという抗菌成分が含まれ、口腔内の細菌やウイルスを抑制する効果があります。

5.体温を保つ効果

梅干しには血流を促進する効果があり、体温を維持するのを助けます。体温が適切に保たれることで、免疫力が高まり、感染症のリスクを軽減します。

スープのデトックスポイント

1. きのこで腸内環境を整える

きのこには食物繊維が豊富に含まれており、腸の働きをサポートします。特に、正月のご馳走で乱れがちな腸内環境を整え、すっきりした毎日を取り戻します。

2. 小松菜で不足しがちな鉄分とカルシウムを補給

小松菜は低カロリーながら、鉄分やカルシウムが豊富。食べ過ぎで感じるだるさや、栄養バランスの乱れを補正します。

今回はだし汁を使わずに、高タンパクで消化にやさしい鶏ひき肉を使うことで、胃腸を労りつつ、鶏肉と野菜の旨みを引き出すことができます。食べすぎた後のリセットメニューにもぴったり!切って煮込むだけと、とっても簡単に作れるので、是非お試しください。

デトックスしながら免疫強化! 「 きのこと梅干しの毒だしスープ」の作り方

Photo by Saki Takanami
Photo by Saki Takanami

材料(2人分)

・小松菜....1束

・しめじ....1/2パック

・鶏挽肉....30g

・梅干し....大きめ2/3個 ※昔ながらの梅と塩のみのもの

・料理酒....大さじ1

・水....450ml

Saki Takanami
Photo by Saki Takanami

作り方

1.小松菜は4cm幅に切り、しめじは石づきは切り落とし、残りを半分に切ってほぐす。梅干しは種を取り、包丁で叩いてペースト状にする。

2.鍋に水と酒、鶏挽肉を入れ中火にかける。

沸いたら、小松菜としめじ、梅干しを種ごと加え、1分ほど煮込む。

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Photo by Saki Takanami

味見をして、塩分が足りない場合は少し醤油を加えて味を整える。器に盛り付けて完成。

高波紗希

管理栄養士。11年間に渡る摂食障害を「食とこころ」と向き合い、整えることでありのままの自分を認め克服した経験から【 自分を大切にする、食とこころの栄養学 】をテーマにSNSで発信をしている。食べることに対する罪悪感や、生きづらさを感じている方に向けて、素材を大切にしたグルテンフリーの料理教室やレシピ提供、講座、相談室など多方面で活動している。

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