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美味しく菌活!簡単すぎる「醤油麹」の作り方

  • 2016.4.7
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2011年にブームとなった塩麹。2012年には塩麹より美味しい万能調味料として一般に広がった醤油麹が、今また注目を集めています。

腸内環境の改善に対する意識の高まりから、“腸活”、“菌活”などが話題になるなか、日本で古くから使われていた発酵食“麹”の素晴らしさが再認識されているのです。

今回は、健康管理士である筆者が、醤油麹の働きと作り方と手軽に試せる活用法をご紹介します。

 

■醤油と醤油麹ってどう違うの?

そもそも醤油自体が発酵食品ですが、醤油麹にすることで発酵食品としてより高い効果が得られます。

醤油を麹でさらに発酵させることで、麹菌が酵素を生み出し、酵素がタンパク質を分解して、うま味成分であるグルタミン酸が大量に作られます。

麹菌はタンパク質分解酵素だけでなく、脂質分解酵素“リパーゼ”など数十種類もの酵素を作り出すといわれており、腸内環境を整えて便秘の解消や肌荒れの改善など、女性にはうれしい効果が期待できます。

さらに、糖質・脂質・タンパク質の代謝に欠かせないビタミンB群の生成を高める働きもあるので、ダイエット効果も。

 

■とっても簡単!「醤油麹」の作り方

<材料>

醤油…15cc

生麹…150g

作り方は、醤油と生麹を混ぜるだけ! ただし翌日には生麹が醤油を吸ってしまうので、再度ひたひたになるまで醤油を足します(分量外)。あとは1日1回混ぜるだけ。室温が高い夏場では1週間ほどで完成します。

完成の目安は麹が柔らかくなっていること。指でつまんで簡単に潰れれば完成です。

 

■醤油麹の活用法

違いが分かりやすいのが肉類。お肉に醤油麹をまぶして一晩置くだけで、スーパーの安売りのお肉がとっても柔らかくジューシーに焼き上がります。ただし焦げやすいので弱火でじっくり焼いて下さいね。

お肉だけでなく、大根やニンジン、セロリなどのスティックサラダのディップにも。野菜のうま味が格段にアップします。

煮物の味付けに醤油麹を使えば、みりんを足して甘味を出すことで余計な砂糖を使わずヘルシーに美味しく仕上げることができますよ。

それ以外にも、キノコと醤油麹、青じそ、お好みでチーズや卵黄をのせた和風パスタもオススメ。納豆のタレを醤油麹に替えれば、納豆の醤油麹Wの発酵食品でさらなる効果も期待できるでしょう。

暖かくなると食べたくなる冷奴などの体を冷やす食べ物も、醤油麹におろししょうがを混ぜてかければ、その作用を抑えることができます。

 

こんなに使えるのに、意外にも簡単に作れる万能調味料の醤油麹、ぜひ一度試してみては?

【筆者略歴】

※ SAYURI ・・・ 長年の医療業界での経験を生かし、健康管理士、食育インストラクター、心理カウンセラーとして執筆活動や講演活動をする傍らNPO法人予防医療推進協会の理事長も務める。

【画像】

※ ささざわ / PIXTA

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