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LOH症候群って? 男性でも発症する「更年期障害」の原因と対処法

  • 2016.4.7
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【ママからのご相談】

最近、主人が以前に比べると気力がなくなったように感じて、心配すると急にイライラし「そんなことしてもうまくいくわけない!」とマイナス発言が増えています。

うつ病なのでしょうか? 転勤や部署移動など環境の変化はありません。

●A. 男性にも更年期障害があります。

こんにちは。健康管理士のSAYURIです。ご相談ありがとうございます。

うつ病の話題が多い今、ご家族の様子がいつもと違うと「もしかして」と不安になってしまいますよね。

私は医師ではないので診断はできませんが、うつ病のほかに可能性として、“男性更年期障害”というものがあることをご紹介したいと思います。

●メンタルの変化は男性更年期かも!?

更年期障害というと閉経前後の女性の症状というイメージが非常に強いかと思いますが、実は男性にも『LOH症候群(加齢男性性腺機能低下症候群) 』というものがあります。

女性の更年期は一般的によく知られている上に、メンタルだけでなく肉体的な症状も出やすいので更年期障害だと気が付くのですが、LOH症候群は感情の浮き沈みが激しいとか、体がダルいといった症状が出る程度の場合が多く、「ストレスのせい?」「年齢のせい?」と思って放置されるケースが多いようです。

LOH症候群の原因はテストステロンなどの男性ホルモンの低下によるもの。

女性ホルモンの分泌が急激に減少することに対し、男性ホルモンの分泌の減少は緩やかであることも気が付きにくい原因 とされています。

●男性ホルモンの働きとLOH症候群の対処法

男性ホルモンは“活力ホルモン”とも呼ばれるほど、仕事などへのバイタリティに影響を与えたり、精神を安定させる働きがあったり、心疾患や肥満などを予防する働きがあります。

そのため、分泌が減少するとやる気がなくなったり、感情の起伏が激しくなったり、マイナス思考に陥ってしまったりします。

こうした症状が気になるようであれば、精神安定作用があるビタミンB群の一種、『ナイアシン 』を多く含むマグロやカツオ、たらこなどを積極的に食事に取り入れ、テストステロンの原料となるタンパク質とビタミンB群を両方兼ね備えた豚ヒレ肉や豚のもも肉なども取り入れるといいでしょう。

他にも抗酸化作用が強いビタミンC・Eを取るために、新鮮なサラダにオリーブオイルをかけて食卓に加える。

これは肥満防止にも役立つのでおススメ です。

このほかにも、ウォーキングに付き合ってみるのもストレスの緩和や肥満防止にもなるので、これをきっかけに食事や運動を見直してみてはいかがでしょうか?

【参考文献】

・総務省認証予防医学学術刊行物『ほすぴ』成人病予防対策研究会発行

●ライター/SAYURI(心理食育インストラクター)

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