1. トップ
  2. 「運賃700円だったが、心遣いで2000円」運転手の投稿が話題。近距離で多めに払う客はなぜ?理由が明らかに

「運賃700円だったが、心遣いで2000円」運転手の投稿が話題。近距離で多めに払う客はなぜ?理由が明らかに

  • 2025.2.6
undefined
出典:photoAC(画像はイメージです)

タクシーは、電車やバスでは移動しづらいルートでも目的地までスムーズに運んでくれる便利な移動手段です。特に雨の日や荷物が多いときなど、短距離でもつい利用したくなることってありますよね。

そんな中、X(旧Twitter)で、タクシー運転手の「近距離乗車だったお客さんが、心遣いで運賃の数倍のお金を支払ってくれた」という投稿がSNSで話題になりました。運賃700円にもかかわらず、お客さんは心遣いから2000円を置いてくださったとのこと。

こちらに対して「そんなことする人いるんだ!」というお届きの声や、「自分はお釣りはあげるようにしている」といった声など、さまざまな反響が。

そこで今回は、短距離でタクシーを利用したときに運賃はどうするかについて、「多めに渡す」「お釣りはあげる」「ぴったり払う」の3択でアンケートをとってみました

短距離でタクシーを利用したときに運賃は…

全300件(有効票)から寄せられたアンケートの結果はこちらです!

undefined
出典:TRIL調べ

短距離でタクシーを利用したときに運賃をどうするか、の質問に、

  • 「多めに渡す」派 7票
  • 「お釣りはあげる」派 32票
  • 「ぴったり払う」派 261票

今回は「ぴったり払う」派が圧倒的に多い結果となりました。

寄せられた意見を紹介します。

「多めに渡す」派の意見

気持ちよく降りたいから

気持ち良く降りたいので、現金の場合は端数を切り上げてお釣りが出ない状態に、アプリ決済の場合は最低金額のチップを出すようにしてます。(運転手さんの態度が悪い場合を除く)
(40代男性・会社員・大阪府)
乗車拒否されてもおかしくない都会の駅前なんかで乗せてもらった時は多めに渡す。路上で捕まえて「近距離だけどいい?」と聞いて、感じが良い対応の運転手には多く渡したいものです
(50代女性・派遣社員・東北地方)

短距離の乗車に申し訳なさを感じるから

短い距離にもかかわらず乗せてもらったので、少しは多く渡す。多くもらえる相手もだし、罪悪感がある自分にとっても気持ちが良い。
(30代女性・主婦・東海地方)

親の影響で

母がタクシーや宿泊した旅館などでお心づけを渡す習慣があり,それを見て育ったのでタクシーに乗る時にも癖で渡している
(20代男性・大学院生・東海地方)

「多めに渡す」派の意見として、「気持ちよく降りたいから」「短距離の乗車に申し訳なさを感じるから」「親の影響や習慣から」といった意見が寄せられました。

「お釣りはあげる」派の意見

短距離では申し訳ないから

徒歩10分以内の距離でタクシーを頼む際申し訳なさが勝ってしまうのでお気持ち程度ではありますがワンメーターに対し1,000円だしお釣りは全て渡しています。
(20代女性・自営業・神奈川県)
あまりに短い距離だと100円前後のお釣りは置いていきます
短い距離でごめんねの言葉をかけて。
(50代女性・主婦・近畿在住)

親の影響で

子どもの頃、今よりは景気も良かったからでしょうか、両親はタクシーに乗ると100円以内のおつりは「おつりは取っておいてください」と渡していたので、私も運転手さんの人柄を見てですが、何十円くらいならあげることが多いです。
(40代女性・事務パート・東京都)
自分の親が、短い距離だと、お釣りはいらないと言って降りていた。小さいころからそれを見ていたので、自分もそのように対応している。
(40代女性・パート(介護職)・福岡県)

運転手さんに嫌な顔をさせるから

最近はないのかもしれないですが、昔は短い距離で文句を言われたり嫌な顔をされることもあったので、お釣りはいりませんとサッと降りてます。
(30代女性・主婦・兵庫県)
近いところだと露骨に嫌な顔をされたことがあるので、もう少し進んだ方が目的地に近くても端数が出るように早く降りたりします。
(50代男性・会社員・石川県)

「お釣りはあげる」派からは、「短距離の乗車に申し訳ないから」「親の影響で」「運転手さんに嫌な顔をさせるから」といった意見がありました。

「ぴったり払う」派の意見

料金はメーター通り払うのが普通

タクシーメーターで出た金額は、全て含んだ料金だと思っているので毎回ぴったり払っている。
(40代女性・会社員・山口県)
車体に「お近くでもどうぞ!」と書いてあるし、チップ文化がある国ではないので多く渡したりはしない。
(20代女性・会社員・中国地方)

多く払う余裕がないから

そんなことをすることは不要のことです。まず多く払う余裕もないし、求められた分払えば十分だから。
(30代男性・会社員・岡山)
あまりタクシーには乗りませんが、自分に余裕があるなら、お釣りはお渡ししますが、基本的には、運転手さんにキチンと払います。
(40代女性・家事手伝い・東京都)

キャッシュレスで支払うから

現金払いの時代は多めに出してお釣りはいいです、とやっていましたが、キャッシュレスになってからはぴったり払っています
(40代女性・主婦・関東地方)
ピッタリ払うことでその場をすぐに離れるという方法で支払ってます。しかも今はキャッシュレスでぴったりと払って出ていきますので簡単にぴったりを支払えます。
(40代・会社員・兵庫県)

多めに払う発想がなかった

多めに払うという発想がなかったです。多めに渡されても、個人タクシーでない限り運転手さんも困りそう。
(30代女性・主婦・兵庫県)
多めに渡すという発想がそもそもなかった。チップの文化もないし、規定の料金をきちんと払えばいいと思う。
(20代女性・パート・新潟県)

「ぴったり払う」派からは、「料金はメーター通り払うのが普通」「多く払う余裕がないから」「キャッシュレスで支払うから」といった意見がありました。また、「多めに払う発想自体がなかった」という方もいました。

あなたは短距離でタクシーを利用したときに多めに払いますか?

今回のアンケートでは、「ぴったり払う」派が圧倒的多数という結果になりました。

理由は「料金はメーター通り払うのが普通」「多く払う余裕がないから」「キャッシュレスで支払うから」が多く、日本にはチップ文化がないことや、キャッシュレス決済の普及が背景として考えられます。

一方で、「お釣りはあげる」派や「多めに渡す」派には、短距離利用への申し訳なさや、運転手への感謝の気持ちがあるようです。特に、「親の影響でそうしている」という意見もありました。

タクシーの利用の仕方は人それぞれの価値観や状況によります。どの支払い方を選ぶにしても、運転手さんに対する感謝の気持ちを忘れずにいたいですね。



※本記事は媒体独自に募集したアンケートを元に構成しています

・調査方法:インターネットサービスによる任意回答(記述式)
・調査期間:2025/1/28〜2025/1/30
・調査対象:全国/18歳以上/性別不問
・有効回答数:300