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兼六園の中でしか味わえない加賀料理を堪能。水面にうかぶ「三芳庵」で四季折々の風景を

  • 2016.4.7
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日本三名園のひとつ「兼六園」。園内で休憩するなら「三芳庵(みよしあん)」がおすすめです。池側が一面ガラス窓になっている水亭では、滝の音を聞きながら、お茶や食事を楽しめます。四季のうつろいを感じながら、贅沢な時間を過ごしてみませんか?

食事やお茶も楽しめる老舗料亭

兼六園・蓮池門を入ってすぐのところにある「三芳庵」。

兼六園発祥の地といわれ、池の中ほどがひょうたんのようにくびれている瓢池(ひさごいけ)のほとりに建っています。

兼六園が一般開放された翌年の明治8(1875)年に創業しました。現在は「本館」と「水亭」が営業しています。

瓢池の水上に浮かぶように建つ「水亭」は、瓢池にそそぐ翠滝(みどりたき)の音と四季の景色をバックに、のんびりと過ごすことができますよ。

春は桜、秋は紅葉―四季折々の風景もごちそうに

座敷席からなる「水亭」の池側は大きなガラス窓になっていて、瓢池の四季の風景とそれを映す水面が広がっています。

滝の音が静かに響き、目の前に広がる緑と水を眺めていると、気持ちが落ち着いていくようです。

金沢の美味しいものがぎゅっと詰まった「瓢弁当」

「三芳庵 水亭」の一番の魅力は、この情緒あふれる景色をみながら加賀料理を楽しむことができることです。

お昼の人気メニューは、「瓢(ひさご)弁当」(2160円)。

この日は、鶏の治部煮(じぶに)、さわらの昆布締めと甘エビの刺身など、金沢の味がぎっしり。金沢の代表的な料理、治部煮は、とろりとだし汁が絡まった肉のうま味が口の中にしみわたります。

ランチは午後2時半までですが、早めに品切れになることもあるので、兼六園が混む週末などは予約がおすすめ。

季節の和菓子とお抹茶でちょっと一服も

「お抹茶」(700円)には季節の和菓子がついています。この日の和菓子は春らしい「桜花(おうか)」。上品な甘さと柔らかな色合いで金沢らしい繊細な和菓子です。 桜や紅葉のシーズンはもちろん、池側のガラス窓をすべて開け放って風を楽しめる夏場も訪れてみたいところ。「金沢らしい景色のある場所で食事をと、地元の方が県外からのお客様を連れてきてくださるのも嬉しいんです」と女将の新蔵由紀子さん。

兼六園を散策するなら、四季折々の景色を眺めながら本格的な加賀料理を味わえる「三芳庵」でゆっくり過ごしてくださいね。

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